博麗でも守矢でもない第3の巫女！ (ページ5)

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紅霧異変の巻・参ページ5

フランside

私は495年間、ずっと閉じ込められてる。

理由は能力のせい。

『妹様、落ち着いてくださ…』

『あはは！つまらないわ！この子もすぐ壊れちゃったー。』

妖精メイド達を次々に破壊していく私を見て、私のお姉さまであるレミリア・スカーレットはこう言った。

＿貴女はこれから地下室で過ごしてもらうわ。

あの時のお姉さまの顔は今でも覚えている。
凍てついてるわけでもなく、怒りもなく、かといって光が無いわけではない。ただ淡々とした表情で言ったの。

その日からは誰も遊んでくれなくなって、寂しさだけが募る毎日。

パチュリーが来て、咲夜が来て、美鈴が来て、やっと1人じゃないって思ってたけど………
結局皆、遊んでくれなかった。

私だって、みんなの輪に混ざりたい。けどいつもいつも、仲間外れにされる………

私がこんな能力を持ってるからなのは分かってる。けど…

「お姉さまはいつも、私を仲間外れにして…！！｣

ぐしゃり、と抱いてた人形が破裂し、中身の綿が大量に飛び散る。
目の前の人間………魔理沙は一瞬戸惑っていたけど何かを思いついたらしく、私に声をかける。

「なぁ、そんなに遊び相手がいないんだったら私が一緒に遊ぼうか？｣

「え…でも貴女もきっとすぐに壊れる。人間は、脆い………妖怪よりもずっと…｣

「大丈夫だって！これでも私はれい………博麗の巫女や東雲の巫女と同じくらい強いからな！｣

「本当…なの？｣

博麗の巫女と東雲の巫女ってお姉さまが言っていた…

～幻想入り後の話～

『1つ、言わなければいけない事があるわ』

『言わなければいけない事………？』

『えぇ。博麗の巫女と東雲の巫女。博麗の巫女は紅白で東雲の巫女は忍者(？)て奴。どちらも人間だけれど………きっと貴女の能力は通用しないわ。用心しておいて』

「どうだ？私と一緒に遊ばないか？｣

「うん………私……………

魔理沙で遊ぶ！！！！｣