SCARLET PARTY〜FOURTH STAGE〜

1日目 ページ4

GM『貴女の本当の姿は…』





「はっ………」





なんだ…夢か…


あれはなんだったんだろう…





「あの夢はなんだろう…疲れてるだけだよね…」





リアルではなかったし…別に気にすることはないよね。


でも疲れるほどの事があっただろうか。


そんな覚えないんだけどな…





「………A？」


「えっ？」





この声…何処かで聞いた事あるような…


少年のようで、トーンは比較的穏やかだ。





「やっぱり…Aなんだね？会えて嬉しいよ…」


「嬉しいってどういう…」





そこで改めて私は彼の方を見る。





「………ロディ？」


「うん…会えて嬉しいっていうか、会いたかったんだ。」





どうして私に会いたかったのだろう。何か伝えておきたい事でもあるのかな。


でも私は彼とそんなに深く関わった覚えなんてないよ………





「なんで？」


「あの時の事…謝罪したくて。」


「あの時…？」


「僕が取り乱したせいで、君に怪我を負わせてしまった…それだけじゃない。幼馴染みにも迷惑かけてしまった…」


「大丈夫…別に気にしてない。とっくに過ぎたことだし…」





怪我はとっくに治っている。2回目の最終日前日に包帯は外した。


痕は残っていない。

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