56話 ページ7
｢スタークさん、スタークさん！！｣
«あ、あぁ悪い。ピーター。行けるか？»
｢はい。いつでも大丈夫です。｣
«3、2、1、で行くぞ。ナターシャいいか。»
«ええ。»
3、2、1･･･の合図でダクトの蓋をウェブグレネードで壊した。
それと同時に、入口の方から爆発音が聞こえた。
それから全ての電気が消えた。
ダクトから出た場所は、ハドリー・ピットという男の後ろ。
本人は暗くて見えてないみたいだけどね。
｢なんなんだ！何が起きた！JB！！！！｣
驚いて後ろによろめいて来た男を、抱きとめた。
本当は嫌だけど仕方ないよね。
丁度よろけて来た肩に手を当てた。
｢やぁ！大丈夫？足元気をつけて｣
｢んな！誰･･･ス、スパイダーマン！！！？？｣
｢Aを返してもらいたいんだけど。いいよね？｣
｢馬鹿なことを言うな！彼女は自分の足でここに来たんだぞ！役に立つために、だ！可哀想に･･･誰かの役に立ちたいのに何もするなと言われてきたんだ！僕がその手助けをしてやった。連れて帰られるのを望んでいると思うか！？｣
そう言われてAを見た。
大丈夫、もうスタークさんが点滴を抜いたし、助けてるところだ。
だけどハドリーが言うように、望んで来たとして、本当にこれで役に立とうと思うかな？
あんなに縛られて･･･違うよね？
だって、役に立ちたいならこんな事しなくても話すでしょ。
怒声を上げながら、白衣をバタバタ叩く彼。
何か、探してる？
僕の暗視ゴーグル仕樣の目からは、普通に見えちゃうんだけどね。
｢ねぇ、何探してるの？｣
｢スパイダーマン！貴様はここで終わりだ！！｣
｢ちょっ、え！！！？？｣
あまりの近さにちょっと逃げ遅れた。
銃のような物から放たれた何かが、左の肩に命中したけど可笑しい。
焼けるように痛い。
どうして？ただの拳銃ならそんなこと･･･
｢痛っ･･･それ何？普通の銃じゃないよね？｣
｢そうさ！この僕が貴様を攻略するために作ったんだ！｣
｢まさかと思うけど、それ･･･チタウリ？｣
｢そうさ！蜘蛛の糸も溶かせるようになった！勝ち目はないぞ！！クッソJB！！どこいった！！！｣
あの銃に弾切れはないのかな？
物凄く打ってくるから、避けるのに精一杯。
試しに銃口にウェブを当ててみたけど、よろけて尻もちを着いた彼は、そのまま銃を打ち鳴らしてた。
暴発することも無く、ウェブは溶けたみたい。
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ayame(プロフ) - 枕崎さん» 初めまして！コメントありがとうございます。つたない作品ではありますが、楽しんで読んでくださって嬉しく思います！ゆっくりですが更新頑張ります！お互い体調に気をつけて参りましょう！！ (2020年4月5日 10時) (
レス) id: a5fbe4eef6 (このIDを非表示/違反報告)
枕崎(プロフ) - 数少ないスパイディの作品から続けて更新してくださって本当にありがとうございます。とてもピュアでそれでいて、もどかしさもありつつの、素敵な作品に出会えて本当に嬉しく思います。これからもお体に触りない程度に更新頑張ってください。応援してます！ (2020年3月28日 13時) (レス) id: 8e8712b35b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます。面白いと思ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年1月30日 7時) (レス) id: 65dc6c3fef (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 凄い面白い！更新待ってます！ (2020年1月25日 10時) (レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2020年1月6日 0時
