66話 ページ17
｢お話は終わったかしら？｣
｢ナ、ナターシャ！！えぇ、だ、大丈夫｣
｢ふふっ、邪魔してごめんA。貴方の主治医と退院の話をしててね。明後日に決まったわ。｣
入ってきた扉に、寄りかかって笑うナターシャさん。
話聞いてたんじゃないのかな！
もしかして、いや、きっと、いや、絶対！！！
｢ピーター、あなた明後日は予定ある？｣
｢僕ですか？明後日は、学校が終われば･･･特に用事は･･･｣
｢じゃぁ放課後、Aの事頼んでもいいわよね？｣
なんですと！
自然に家にお邪魔してもいいかって聞こうと思ってたのに、凄いタイミング！絶対、僕笑っちゃってる！！
どうやらその日は、スタークさんも居なくて、ナターシャさんも夕方任務があるらしい。
ハッピーだけじゃ心配で、僕が選ばれたってわけ！
｢あの、もしかして、･･･泊まり･･･なわけないよね？｣
｢どうかしら、私もトニーも帰宅時間は未定よ。泊まってもらった方がいいし、次の日学校は休みでしょ？｣
問題大ありでしょう！って突っ込みたいけど、まさかナターシャさんに言えない。
寄りかかっていた扉から、僕達の方に歩いてきて少し間をあけて止まった。
｢トニーはいいの。ペッパーは大歓迎してたし問題ないでしょ？｣
｢ペッパー･･･ペッパー・ポッツさん？｣
｢そう、しばらくAの警備っていうあなたへの任務ね。ペッパーも頼もしいわって言ってるけど？｣
｢任務？｣
｢そう。･･･大事な女の子を守る任務。｣
ゆっくり近づいてきたナターシャさんは、僕にだけ聞こえるようにそういった。
任務か、任務なら･･･
ほら、泊まるのも仕方ないよね？
だって任務だもん。でしょ？
｢はい、分かりました。｣
頷いて、しっかり返事を返した。
ナターシャさんは、それを見て満足そうに笑ったし、Aは、ちょっぴり恥ずかしそうに笑った。
こうして明後日、僕は彼女の家にお泊まりという名の任務に着くことになったわけだ！
いや待てよ？反対？
任務と言うなのお泊まり？
こっちが正しいのかも！！！笑
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - 枕崎さん» 初めまして！コメントありがとうございます。つたない作品ではありますが、楽しんで読んでくださって嬉しく思います！ゆっくりですが更新頑張ります！お互い体調に気をつけて参りましょう！！ (2020年4月5日 10時) (
レス) id: a5fbe4eef6 (このIDを非表示/違反報告)
枕崎(プロフ) - 数少ないスパイディの作品から続けて更新してくださって本当にありがとうございます。とてもピュアでそれでいて、もどかしさもありつつの、素敵な作品に出会えて本当に嬉しく思います。これからもお体に触りない程度に更新頑張ってください。応援してます！ (2020年3月28日 13時) (レス) id: 8e8712b35b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます。面白いと思ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年1月30日 7時) (レス) id: 65dc6c3fef (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 凄い面白い！更新待ってます！ (2020年1月25日 10時) (レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayame | 作成日時：2020年1月6日 0時
