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頭を下げて少ししたが、返事が返ってくる様子がなくてそっと頭を上げた。
体を俺に向けて、嬉しそうにニコニコ笑うAが見えた。
｢A？｣
｢あっ、･･･えっと、その、･･･まだ怒ってます。｣
ニコニコ笑うのを見られて慌てたようで、しどろもどろになりながら怒った顔でツーンとそっぽ向かれた。
もう一度謝ろうと口を開いたら、彼女がサッと杖を出して俺に向けた。
｢･･･私の彼氏は誰？｣
｢え、っとジョージ・ウィーズリー｣
｢よろしい。貴方の彼女は？｣
｢A・ネイサン嬢･･･貴女様であります｣
｢ふむ。よろしい。では、私の手にキスを｣
そう言って白くて細い手を俺の前に出した。
王女のような仕草に俺は椅子を立って、彼女の前にしっかり跪いた。
俺の方に向き直ってくれた彼女の手を取り、恭しくキスをして、顔を見上げるとニッコリと笑ってAは杖を下ろした。
｢ねぇジョージ？ここはイギリス。貴方がどう取ろうと他の人からされる“手にキス”は、ただの挨拶よ？でも貴方からされるキスは違うの。とても特別なの。･･･だから、怒ったの？｣
｢え？｣
｢喜んでるって思って怒ったの？｣
見上げたままの格好から、立ち上がって今度は見下ろす格好になったけど、そのまま抱きしめた。
｢ふぇ！？･･･え、ジョージ？｣
｢思ってない･･･ってのは嘘。大ファンのクラムにあんな事されたら誰だって嬉しいに決まってる。あんまり幸せそうに･･･笑うから･･･ごめん、俺本当、ロニィ坊やみたいだな･･･｣
｢うふふ、んー、えへへっ！そんな事ない｣
腰あたりにギューって抱きついて、んふふ、うふふーって笑うAに、結局嫉妬なんてどこ吹く風で、あー幸せだってただそう思った。
隣に座ってAにキスをした。
｢Aって最高｣
｢ふふっいつものジョージだね！良かった！｣
もう一度抱きしめて、ようやくほっとしたら、お腹がすいて、ベリーパイを2人で食べた。
──────────
｢仲直りしたみたい？｣
｢あぁ･･･大広間で、キスしてハグしてお熱いこった。｣
｢本当に仲いいのね｣
｢まぁ、その方が俺も嬉しいな｣
｢確かに、2人を見るフレッドも幸せそうよね。｣
大広間の端で笑ったアンジェリーナ。
2人が仲が悪いと俺も居心地が悪い。
バカみたいに熱々でもこうじゃなきゃ、調子出ないのは･･･俺もいよいよバカになったか。
アンジェリーナに一番の笑顔で返事した。
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ayame(プロフ) - いなさん» 初めまして！鼻血まで出してもらえて嬉しい限りです。�△諒�更新ゆっくり目ですが楽しんでくださいませ！ (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 07e7bb98d7 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高すぎてロンみたいに鼻血が(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ笑 (2019年6月2日 20時) (レス) id: 3b77d0ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ワンダーランド☆さん» コメントありがとうございます！ジョージが素敵なので、妄想が膨れ上がります！ワンダーランド☆さんのズギュンポイントにハマって嬉しいです。頑張ります！！ (2019年1月26日 6時) (レス) id: 520bbbd2df (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - コメント失礼します。ayameさんのジョージ、最高すぎません！？！？更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2019年1月12日 7時
