喧嘩 side G ページ7
｢なぁA。いくらクィディッチが好きで、ビクトール・クラムのファンでも、あれは見すぎだ！｣
｢そんなに見てたかしら？｣
｢見てた。それにクラムも手を振ってたろ？｣
｢私にじゃないわ、皆によ？｣
今年は100年ぶりにトライ・ウィザード・トーナメントが行われるらしい。
よって本日ダームストラング専門学校、ボーバトン魔法アカデミーの2校がホグワーツへやって来たってわけだ。
普段嫉妬深いことは極力言いたくないし、気に止めないように“悪戯”と称し仕返ししてきたが、こればかりは言いたくて仕方ない。
｢でもAの手にキスをした。｣
そうキスをした。
手を振られたから、振り返したら、サッと彼女の元までやってきて、膝まづいて手を取ってどうするのかと思ったら、キス。
Aも、Aだ。ニコニコ受けたりして･･･
｢深い意味は無いわ、きっと挨拶よ。｣
｢挨拶ね、それなら俺も挨拶をしていいわけだ。｣
｢そんな、ジョージは違うでしょ？｣
｢同じだろ？男だ。俺もクラムも｣
｢まって、ジョージ。今日の貴方変！まるで、ロンみたいに･･･｣
｢なんだって！？フレッドならまだしも、ロンと見間違えたって言うのか？本当に俺の彼女か？｣
｢･･･っどうしたのジョージ！？なんで怒ってるの？･･･貴方の彼女じゃないなら私の彼氏は誰なの？｣
バタバタと部屋への階段を、駆け上がる足音を聞いて、なんてちっぽけな男だと、ソファにガックリ項垂れた。
こんな口喧嘩になることは滅多に、いや普段全くない。初めてだ。そのせいなのか止まらなくて、談話室にはグリフィンドール生が息を殺して、この話を聞いていた。
｢あのー、ジョージ？こんなこと言ったら失礼だと思うんだけど･･･代表して言うわ。｣
｢あぁ、頼む。｣
ハーマイオニーが、冗談の一つも飛ばさないフレッドに気を使ってか俺の前まで来るとそう言った。もう何言われてもこれ以上ないってくらい沈んでるんだ。どうぞ、言ってくれ。
｢貴方、本当にロンにそっくりだったわ。ロンと双子かと思ってしまったもの。Aは間違ってないわね。それに御生憎様。キスなら私もされたの。同じようにね。貴方本当にAしか見てなかったのね。それで怒って当たるなんて、貴方本当にAの彼氏なの？｣
どん底に落ちるってこういうこと言うんだって、初めて知った。ママより怖い。なんて今は言えないけど･･･。とにかく彼女へ、なんとかして謝らなければならない。
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ayame(プロフ) - いなさん» 初めまして！鼻血まで出してもらえて嬉しい限りです。�△諒�更新ゆっくり目ですが楽しんでくださいませ！ (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 07e7bb98d7 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高すぎてロンみたいに鼻血が(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ笑 (2019年6月2日 20時) (レス) id: 3b77d0ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ワンダーランド☆さん» コメントありがとうございます！ジョージが素敵なので、妄想が膨れ上がります！ワンダーランド☆さんのズギュンポイントにハマって嬉しいです。頑張ります！！ (2019年1月26日 6時) (レス) id: 520bbbd2df (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - コメント失礼します。ayameさんのジョージ、最高すぎません！？！？更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2019年1月12日 7時
