・side You ページ48
顔を見られない、でも距離は近い
胸あたりを見てても彼が動く度に香る匂いが、格好良さに拍車をかけてて心臓が飛び出るか、止まるか･･･というそんな気持ち。
きっとずっと顔は赤いし、もう何だか涙が出そう。
ようやく無事に1曲踊り終えた頃には、彼の匂いとたまに見てしまう素敵な笑顔に頭がクラクラしていた。
｢大丈夫か？A｣
｢ううん、もうダメだわ･･･｣
｢は？え、え？大丈夫か！？医務室行く？｣
2人で向かい合って立ったままなんだけど、私は俯いて彼の質問に答える。
ジョージが酷く焦って心配してるので、彼を見上げた。
｢大丈夫、違うの･･･あんまり素敵な人とダンスを踊ったせいで胸が痛いの｣
泣きそうだし、恥ずかしいし、めちゃくちゃな顔してそう。ってひとしずく頬を伝った気がする。
｢A･･･っ待ってダメだ。こっち来て！｣
｢え！？ひゃぁっ！！や、ジョージっ降ろして！｣
｢少し我慢してて｣
｢待って、っ重いのに！！！｣
声を荒らげるのだって無理ないと思う。
だってみんな見てるのにお姫様抱っこだなんて･･･。
重いはずの私を軽々と運んで、誰も使わないのか、電気の消えた階段の踊り場でそっと降ろされた。
今日の月明かりはいつもより綺麗で、ガラスを通り越して私とジョージを照らしてた。
｢涙は止まった？｣
｢え？･･･あ、うん。びっくりして･･･｣
｢みんな見てたな。｣
｢それは！！･･･ジョージが格好いいからよ。｣
そういった私のおでこをビシッと指で弾いた。
｢痛っ･･･な、何するの！？｣
｢あんまりおバカさんだから。｣
｢バカ！？｣
｢最初に言ったのにもう忘れたのか？｣
｢･･･なぁに？｣
何を言ったか自分の緊張のことでいっぱいで、思い出せない。
ジョージを見上げると、月の青白い光に照らされて赤毛もまつ毛もキラキラと光ってて、なんて言うのか･･･
｢綺麗･･･｣
｢え？｣
思わず声に出たのか、ジョージは不思議な顔をした後に、ぷっあはは！！！って笑いだした。
｢どうしたの？｣
｢あはは、いや。俺は最初に“君は可愛い”って言ったけど･･･同じこと思ってたなって。｣
｢綺麗ってこと？｣
｢そう、･･･Aは誰よりも一番綺麗だ。｣
私の頬をジョージの手が撫でて、すっ、と首を腕を降りていくと腰を抱き寄せられた。
肩に顎を乗せたジョージが耳元で話し始めた。
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ayame(プロフ) - いなさん» 初めまして！鼻血まで出してもらえて嬉しい限りです。�△諒�更新ゆっくり目ですが楽しんでくださいませ！ (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 07e7bb98d7 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高すぎてロンみたいに鼻血が(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ笑 (2019年6月2日 20時) (レス) id: 3b77d0ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ワンダーランド☆さん» コメントありがとうございます！ジョージが素敵なので、妄想が膨れ上がります！ワンダーランド☆さんのズギュンポイントにハマって嬉しいです。頑張ります！！ (2019年1月26日 6時) (レス) id: 520bbbd2df (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - コメント失礼します。ayameさんのジョージ、最高すぎません！？！？更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2019年1月12日 7時
