※・※side You ページ36
綺麗な顔をした男性が、小さな私の頭を優しく撫でた。この人を私は昔から知っている。
｢驚いたよA。グリフィンドールに組み分けされた上に、君が大事に思う彼まで･･･とはね。父上はどう思うだろうね、大事に育てた一人娘だって言うのに･･･僕の手で救ってあげようか？｣
不意に目の前の男性が杖を私に向けると、緑の光が私を通り越して、ジョージに･･･！！！
────────
｢ゆめ、･･･夢･･･あぁっ。｣
汗だくの額を手で拭って体を起こした。
隣で寝ていたジニーを起こさなかったようでホッとした。そっとサラサラの髪を撫でて、ジニーもハーマイオニーも起こさないように、そっと部屋を出た。
やはりもう寝ている時間だから、リビングも真っ暗で、スタンドライトを付けて暖炉の前にあるソファに沈み込んだ。
｢はぁ･･･。｣
息をついて考えるのはあの後の事。
ハリーもロンとハーマイオニーと一緒に戻ってきた。ハリーは泥だらけだったけど･･･無事で良かった。
焼け野原になったあの場所でハリーは、闇の印というものを見たそうだ。
思い出すのは昔、叔父さんが父に闇の印がどうの･･･と話しているのを聞いたことがある。
叔父さんは、実際に血の繋がりはないが、父と同級生だったとかで昔から家によく来ていた。
その名をトム・リドル。
さらにルシウスさんは、叔父さんを慕っていて1度遊びに来たのを皮切りに、父と仲良くなったようだ。おかげでドラコとは幼なじみと言ってもいいと思う。
ただ、グリフィンドールに組み分けされた頃から仲がいい･･･という訳でもない。
｢はぁ･･･｣
出てくるのはため息ばかり。
ルシウスさんも父もデスイーターであり、それを束ねるものが叔父さん、トム・リドルだと知ったのは、入学式の数日前だった。
酷く血の気が引いてしまったのは覚えている。
そんな人生を歩むならと、
グリフィンドールを選んだのも私。
スリザリンを拒んだのも私。
もしもこれが間違いだって、誰かがこの人生を無かったことにするのなら･･･
他のことは消したっていいから、全部忘れてもいいから、どうかジョージとの事だけは忘れたくない。
なんて虫のいい話なんだけど･･･
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ayame(プロフ) - いなさん» 初めまして！鼻血まで出してもらえて嬉しい限りです。�△諒�更新ゆっくり目ですが楽しんでくださいませ！ (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 07e7bb98d7 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高すぎてロンみたいに鼻血が(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ笑 (2019年6月2日 20時) (レス) id: 3b77d0ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ワンダーランド☆さん» コメントありがとうございます！ジョージが素敵なので、妄想が膨れ上がります！ワンダーランド☆さんのズギュンポイントにハマって嬉しいです。頑張ります！！ (2019年1月26日 6時) (レス) id: 520bbbd2df (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - コメント失礼します。ayameさんのジョージ、最高すぎません！？！？更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2019年1月12日 7時
