※・※side You ページ35
逃げていく人からの言葉が、耳に入って血の気が引いた。
｢デスイーターだ！」
｢デス･･･イーター･･･？｣
その言葉だけで寒くもないのにガタガタと手が震える。そんな私の手をジョージは、ぎゅっと握ってくれた。
｢ポートキーの所に戻れ！はぐれるんじゃないぞ！フレッド！ジョージ！ジニーとAを責任を持って守れ！早く行きなさい！」
おじ様がそう言い切ると、走り出した。
おじ様の背中を見つめていた私の手をジョージは掴むと走り出した。
気が付くと、赤々と燃える炎も、誰かの叫び声も遠く聞こえて、ジョージの声でハッとした。
驚いたことに私の足は私の意志とは別に、ジョージと一緒に走っていたようで、気が付けば草原にたどり着いたようだ。
彼の兄の方を見ると、フレッドもジニーも無事にたどり着いたみたいだった。
｢ジョージ、･･･ジョージ！あぁ、ごめんなさい｣
｢大丈夫、それよりAの方が大丈夫か？｣
｢あの、うん･･･｣
｢叔父さんだろ？｣
ビクッと肩が動いたかもしれない。
だってどうしてジョージはいつも、私が何かを言う前に気づいてくれるんだろう･･･。
｢･･･どうして？｣
｢君が考えそうなことならわかるさ。｣
肩を竦めたジョージは、心配するなって私の頭をポンポンと撫でた。
｢今はAが無事ならそれでいいさ。｣
｢うん、そうだね。｣
ホッとすると同時に、違和感を感じる。
人数が･･･足りない？
｢ハリー達は？｣
｢はぐれたんだ。｣
｢ロンも、ハーマイオニーもだ。｣
ジョージとフレッドが困った顔をしながらそう教えてくれたものの、ただ不安が増しただけだった。
｢私、さが･･･っ探しに！！｣
｢ダメだ！！！｣
走ってきた道は覚えていないが、振り返った。
が、大きな声とともに思いっきり抱き寄せれて、身動きが出来なくなってしまった。
｢･･･ダメだ、お願い･･･行かないで。｣
｢ジョージ･･･｣
｢A、私も怖いけど･･･今は待ちましょう｣
｢ジニー、フレッド、分かった。どこも行かないよ、ジョージ大丈夫。｣
未だに私を抱きしめるジョージは、少し震えているようで、今度は私が彼の背中をそっと撫でた。
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ayame(プロフ) - いなさん» 初めまして！鼻血まで出してもらえて嬉しい限りです。�△諒�更新ゆっくり目ですが楽しんでくださいませ！ (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 07e7bb98d7 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高すぎてロンみたいに鼻血が(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ笑 (2019年6月2日 20時) (レス) id: 3b77d0ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ワンダーランド☆さん» コメントありがとうございます！ジョージが素敵なので、妄想が膨れ上がります！ワンダーランド☆さんのズギュンポイントにハマって嬉しいです。頑張ります！！ (2019年1月26日 6時) (レス) id: 520bbbd2df (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - コメント失礼します。ayameさんのジョージ、最高すぎません！？！？更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2019年1月12日 7時
