※・※side You ページ33
｢あの、ルシウスさん私･･･｣
｢そうか。ダンブルドア校長に変えて貰えるよう取り計らってあげることも出来るな。｣
｢Aが、グリフィンドールなんて納得いかない。父上、Aだってきっとそうです。｣
｢あの、私そんな、｣
全く入り込む余地がない。
困ったな･･･自分が望んで、組み分け帽子がそう言ったのだから私はスリザリンに行きたいとは思ってない。
何よりジョージと別れるつもりも、離れるつもりも毛頭ない。
どうしたらいいか困っていたら、私とルシウスさんの間にジョージがスっと入った。
｢マルフォイさん、申し訳ないですが、俺達別れるつもりも、寮を変えるつもりもありません。ご両親には、認めて貰えるよう成果を出します。･･･これからだけど･･･。何卒感謝申し上げます。行こうA｣
真面目に話してるジョージを初めて見た。
最後は彼らしい言い方だった気もするけど。
去り際ルシウスさんを見ると、睨むようにこちらを見ていて怖くなって視線をジョージの背中に戻した。
｢んっ･･･ごめん！｣
｢いや。俺こそ･･･ごめん｣
急に通路で止まったジョージの背中にぶつかった。謝りながらこちらを向いたジョージは、怒ったような顔をしていた。
｢俺、やっぱり･･･｣
｢え！？待って、ダメよ！私ジョージと別れることになったら･･･｣
｢別れる！？いやいや、違うって！大丈夫。俺頑張るからって。｣
｢頑張る？｣
ホッと胸を撫で下ろした。怒ったような顔は、どうやら真面目な顔だったらしい。
それにしても危なくジョージにとんでもないことを言う所で･･･重い女になってしまう所だった･･･良かったと息をついた。
ぎゅっと抱きついたら、抱きしめてくれるジョージはやっぱり素敵。
｢で？俺と別れたらAはどうなっちゃうの？｣
｢い、言わないわ！｣
｢あはは、ケチだな〜｣
｢いいの！隣に居てくれれば分かる事よ！｣
耳元でそんな事を言うものだから、慌てて先に観戦席に着いてたフレッドの横に入り込んだ。
わぁと湧く歓声に、クラム様が入場してきたところがスクリーン越しに見えた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 303人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - いなさん» 初めまして！鼻血まで出してもらえて嬉しい限りです。�△諒�更新ゆっくり目ですが楽しんでくださいませ！ (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 07e7bb98d7 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高すぎてロンみたいに鼻血が(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ笑 (2019年6月2日 20時) (レス) id: 3b77d0ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ワンダーランド☆さん» コメントありがとうございます！ジョージが素敵なので、妄想が膨れ上がります！ワンダーランド☆さんのズギュンポイントにハマって嬉しいです。頑張ります！！ (2019年1月26日 6時) (レス) id: 520bbbd2df (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - コメント失礼します。ayameさんのジョージ、最高すぎません！？！？更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayame | 作成日時：2019年1月12日 7時
