※・※side You ページ31
ハーマイオニーとジニーとお話をしていたら、時間はあっという間に過ぎたみたい。
試合開始時間が近づいたようで、みんな揃ってテントを出るところ。
最後は私だと思ったんだけど･･･テントを出ようとすると腕をひかれて、知った胸に飛び込んだ。
｢ジョージ？あの、行かないの？｣
｢こっちが先。ほら、手見せて？｣
｢手？｣
｢こっちの｣
顔を上げて見るとやっぱりジョージで、手を見せろと、包帯が巻いてある右手を握られた。
少し血が滲んでて、やっぱり着地の後に見とくべきだったと後悔してるとピリッとまた痛みを感じた。
｢いっ･･･いたい･･･、｣
｢やっぱり傷口開いてたな･･･ごめん。｣
｢気が付いてたの？｣
私より大きな背のジョージは、私の包帯を綺麗に剥がして、手を見るために体を屈めてる。
困ったような顔で私を見る彼は、所謂上目遣いと言うやつで･･･
か、可愛い。きっと私より！
｢あの、ジョージ･･･もう大丈夫、です。｣
｢消毒しなくちゃな。｣
｢えっと、でも！その、ほらほら！もう行かなきゃっ！！｣
今、今当て直すの？
待ってだめ、今はダメよ？
昨日のことを思い出してしまう･･･。
だって絶対顔は赤くなってるし、心臓は爆発しそうに動き始めてる。
恥ずかしくなって、思わず大きな声が出てしまった。
ハッとして、ジョージを見ると肩を揺らして笑ってた。
｢あー、なるほどな。お仕置きされたいわけだ。｣
｢ち、ちがっ！！｣
｢あはは！冗談！それはまた今度、な？｣
｢ジョージ！！！｣
ひとしきり笑うと、今度はいつもの優しい顔でニッコリ笑った。
それから耳元でそっと、
｢素直に当て直すだけだから、いい？｣
って低い声で聞くから、肩がビクッとはねたと思う。素直にコクンと頷くと嬉しそうに笑って、右手を丁寧に消毒してから、ガーゼを当てて、包帯を付けてくれた。
｢ありがとう。｣
｢どういたしまして、姫。｣
ニッコリ笑った彼は、困ったことにやっぱりイケメンで、どうやっても彼には叶わないと思う。
だけど、ドキドキさせられてばかりもいられない！
新学期が始まったら、見てなさいジョージ。
やり返してやるのよ、そう！ドキドキさせてやるの！って決めて、彼が差し出した右手に左手を乗せた。
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ayame(プロフ) - いなさん» 初めまして！鼻血まで出してもらえて嬉しい限りです。�△諒�更新ゆっくり目ですが楽しんでくださいませ！ (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 07e7bb98d7 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高すぎてロンみたいに鼻血が(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ笑 (2019年6月2日 20時) (レス) id: 3b77d0ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ワンダーランド☆さん» コメントありがとうございます！ジョージが素敵なので、妄想が膨れ上がります！ワンダーランド☆さんのズギュンポイントにハマって嬉しいです。頑張ります！！ (2019年1月26日 6時) (レス) id: 520bbbd2df (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - コメント失礼します。ayameさんのジョージ、最高すぎません！？！？更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2019年1月12日 7時
