・ side G ページ4
可愛らしい俺の姫が、俺達を見て｢誘拐ですよ！？どうゆうつもりですか！？｣なんて後ろから来るハリーの方を名残惜しそうに見つめる姿は、胸を苦しくさせる。
その可愛らしい顔をそんなに歪ませなくてもいいじゃないか。なんて、俺の鼻の下は伸びてることだろう。
Aを挟むように座って、右は俺。左にフレッド
。俺達の向かいにはロン、ハーマイオニー、ネビル、ジニーの4人。そして俺の隣にハリーだ。
｢あぁハリー･･･、寂しいわ･･･｣
｢あはは･･･｣
出来るだけ目に入らないようにしてるってのに、俺を通り越してハリーを見ながらうっとりしてる。嫌んなるよ。
｢それでだ。ジョージ！｣
｢あぁそうだ！俺の可愛い彼女に、惚れ薬を盛ったのは誰だ？｣
ハリーを見せないように、Aを抱き締めてみるがバタバタと暴れて、グーパンチを何度も喰らう。うーん、悪くない。
｢あの！｣
声を上げた方を見れば、カボチャジュースを一気に飲み干したネビルで、ガバッと立ち上がって唾でも降りかかってくるような勢いで言った。
｢僕なんだ！！！僕が作った惚れ薬なんだ！！でも、Aを狙ってやったわけじゃない！たまにはお返ししてやるのもいいなって、シェーマスを狙って用意したのに！！！シェーマスがハリーにあげちゃうから･･･そしたら･･･、そのAが･･･止めたんだ！皆で･･･けど、間に合わなくて。。｣
ふむ、なるほどな。事故ってことか。
｢それで元に戻すには？｣
｢もちろん！もちろん！！ちゃんとあるよ･･･けど、｣
｢けど？｣
｢ちゃんと効くのか･･･いや、ジョージ！大丈夫！！あの、僕一応トレバーでやってみたんだ！だから、効いたから･･･大丈夫だ、と･･･おもう。｣
俺の顔があまりに怖かったのか、必死に手を振りながらローブの中を探るネビル。その様子をずっと俺は怖い顔で見てたのか、ハーマイオニーが｢ジョージ、もう睨むのをやめてあげて！｣と声を上げた。
｢おい、ジョージ｣
｢あー、悪いネビル｣
｢いいんだ･･･僕の方こそごめんね。｣
フレッドに脇腹を小突かれて、両手を上げて降参のポーズを取りながら謝れば、ネビルも申し訳なさそうに謝って、俺の左をちらっと見た。
｢あぁ･･･ハリー｣
｢あ、はは･･･｣
｢薬貰えるか？ネビル。｣
｢もちろん｣
うっとりしてハリーを見るAの姿に、ガックリする。とりあえず小さな瓶に入った解毒薬を貰って、糖蜜パイにかじりついた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 303人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - いなさん» 初めまして！鼻血まで出してもらえて嬉しい限りです。�△諒�更新ゆっくり目ですが楽しんでくださいませ！ (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 07e7bb98d7 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高すぎてロンみたいに鼻血が(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ笑 (2019年6月2日 20時) (レス) id: 3b77d0ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ワンダーランド☆さん» コメントありがとうございます！ジョージが素敵なので、妄想が膨れ上がります！ワンダーランド☆さんのズギュンポイントにハマって嬉しいです。頑張ります！！ (2019年1月26日 6時) (レス) id: 520bbbd2df (このIDを非表示/違反報告)
ワンダーランド☆(プロフ) - コメント失礼します。ayameさんのジョージ、最高すぎません！？！？更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 206d8f754b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayame | 作成日時：2019年1月12日 7時
