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目が覚めて気がついた時から、何も思い出せないけど私はウソップさんの服を握ってたし、ウソップさんも何も言わず、でも私の名前を呼んでくれて、振りほどかず私を傍に置いてくれていたから…きっと近い人なんだと思ってた。
船の沢山の人と挨拶をしたけど最初の印象は、誰も彼も怖い人。
だから、ウソップさんさえいればそれでいいんだと思ってた。
だけどそのうちウソップさんの隣にいる私の所に、毎日毎日やってくる男の人が現れた。
最初は大きくて、低い声が怖かったし、海パンって可笑しいんじゃないかと思ったけど、
すごく優しい人だった。
いつも一緒にいてくれて、必ず大きな手を私に差し出してくれる。
初めてその手をとった時、フランキーさんはすごく驚いたみたいだったけど、直ぐに嬉しそうにニッカリ笑って、ちょっとぎこちなさ気に隣に座って、思い出話や面白い話、私が本を読み終わるのを待っててくれる。
夢中になると、ご飯も水分も暑いのも寒いのも忘れちゃうみたいで、｢相変わらずだな｣って毎回笑われる。
バカにしてるってよりは、心配してくれるみたいな優しい感じ。
それからは色々気にして、ちょこちょこと声をかけてくれる。
『どうしてかな？』
サ｢ん？何がだい？｣
キッチンのカウンターで、サンジさん特製のドリンクを飲みながら口からポロッと言葉が零れた。
今日のフランキーさんは、大工の仕事があるみたいで隣にいない。
きっと少し寂しくなったのかもしれない。
『最初はみんな怖い人だと思ってた…だけどみんな優しくて。それにフランキーさんはとびきり優しいの。全然嫌じゃないの、』
サ｢そうだね。アイツはまぁ、マシュマロに溶かされてるから｣
『マシュマロ？』
サ｢ククッ、いや。｣
カランとグラスのドリンクをストローで回した。
『変なの、最初はウソップさんだけなんだと思ってたの…でも違ってた。誰と話しても、誰と隣にいても、1番居心地がいいのは…』
サ｢ストップだ。｣
『ん？』
私の口に、いちごを当てて、先の言葉を遮ったサンジさんは何だか嬉しそうに笑ってた。
サ｢続きは本人に言わなきゃな？｣
喜ぶ顔が目に浮かぶ。
そう言ってもう1粒いちごをくれた。
『ありがとう、サンジさん』
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ayame(プロフ) - しろさん» コメントありがとうございます！フランキー夫婦…でほわほわして貰えると嬉しいです！ (4月23日 18時) (
レス) id: 6a3a10bcc9 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 微笑ましい(*´▽｀*) (2月18日 23時) (レス) @page24 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 白ひげ海賊団や麦ちゃん一味、ハートの海賊団などが好きすぎるさん» コメントありがとうございます！！スーパー！！ (10月28日 18時) (レス) id: 6a3a10bcc9 (このIDを非表示/違反報告)
白ひげ海賊団や麦ちゃん一味、ハートの海賊団などが好きすぎる - サイコー スーパーすぎる (10月28日 14時) (レス) @page14 id: ce4f0367fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2023年10月23日 15時
