暖かい背中がマシュマロを溶かす。 ページ15
『お願いします。』
久々の島、鈍った身体を鍛え直そうと、彼に声をかけた。
誰よりも適任だし、実はこの船に乗り込んだ時からアドバイスも貰ったりしてて、私の師匠でもある。
水色のパンチグローブをはめて、
吸った息を吐ききって気持ちを落ち着かせ集中する。
頭の両側に猫の手みたいに手を挙げる。
これが私のスタイル。
ゾ｢どっからでもいいぜ。｣
そう言ってニヤリと笑うゾロは木刀を2本持ってる。
身体を動かしたい。
そう言うとゾロは嫌な顔せずに、待ってましたとばかりに笑って応じてくれた。
なんだかんだ言って優しいからついつい頼っちゃって…ありがたいな。
ゾロの構えは開いた構え、一見して内側に入りやすそうなのに彼の視線がそれを躊躇わせる。
『お言葉に甘えます！ッヤァ！！！』
ゾ｢効かねェ…オゥラっ！！！｣
走り込んで中段の突きの間にゾロの足を狙った足技を躱されて、更に私の足を刺そうする木刀をギリギリで避ければ、地面がえぐれる。
『えっ、木刀なんだよね？』
ゾ｢まぁな…怪我させるなって言うから、よォっ！！！｣
『クッ…！フランキー？もぅ心配症なんだから…、ハッ！！！！！』
私のお腹辺りに木刀が入るところを、辛うじて身体をひねることで躱して、その勢いで右腕を足技で狙う。
木刀が1本でも落ちれば、私が入りやすくなるから。
ゾ｢とに、チョコマカと！｣
『っ…！！ゾロも同じだと思うけど、…っヤァ！！！』
ゾ｢ヒラヒラさせやがってコノっ！！！！！｣
普段のスタイルで練習するから、どうしてもシフォンワンピースのまま挑むことになる。
人によればそれも1つの作戦ではあるけど(サンジくんかブルックあたりなら特に効果はある)、まぁゾロに効くわけは無いんだけど。
右腕への足技を躱されたものの、その勢いも利用して左腕へ突きを繰り出す。
当たれ…。
その間にもゾロは足を払おうと狙ってくる。
実践のつもりだし、いいかな？
『クッ！！！！
ゾ｢ンなっ！｣
『ヤァ！！！ダメかっ、
ゾ｢ンの…っ！！｣
『ンっ！？』
風来砲で身体を浮き上がらせ、左腕へ突きを繰り出す。
1度手は開いたけど、直ぐに握り直してしまって木刀は落ちる気配がない。
そのままゾロの正面に降り立つ前に、膝の銃も放ってみるけど、改造人間の足と一緒に払われて、上手く降り立てず地面に倒れ込んだ。
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ayame(プロフ) - しろさん» コメントありがとうございます！フランキー夫婦…でほわほわして貰えると嬉しいです！ (4月23日 18時) (
レス) id: 6a3a10bcc9 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 微笑ましい(*´▽｀*) (2月18日 23時) (レス) @page24 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 白ひげ海賊団や麦ちゃん一味、ハートの海賊団などが好きすぎるさん» コメントありがとうございます！！スーパー！！ (10月28日 18時) (レス) id: 6a3a10bcc9 (このIDを非表示/違反報告)
白ひげ海賊団や麦ちゃん一味、ハートの海賊団などが好きすぎる - サイコー スーパーすぎる (10月28日 14時) (レス) @page14 id: ce4f0367fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2023年10月23日 15時
