121話 ページ24
『痛い、痛いですぅ・・・っ、』
杏寿郎「す、すまない!!つい勢い良く!!!赤くなってしまった!!!痛いの痛いの飛んで行け〜っ!!!」
優しく摩ってくれる杏寿郎さん。
お互いの右手は繋がれたままで、色んなことにドキドキしてしまう。
杏寿郎「少し痛みは治まったようだな。申し訳ない、君が俺を頼るのを辞めると言うものだから・・・つい。」
『・・・ふふっ私こそ、ごめんなさい。頼り過ぎる女なんて、嫌いかなって・・・』
杏寿郎「好いている女性になら、頼って貰える方が男としては嬉しいものだ!」
『そういうものですか?』
杏寿郎「うむ!君と燈寿郎になら、いくらでも頼ってもらいたい!それに、尚之さんとの問題ならもう解決した!何も問題ない!!!」
ニカッと歯を見せて笑う杏寿郎さんに、理解が追いつかなくて、眉間に皺がよってしまう。
杏寿郎「先も言ったが、尚之さんと話をしたんだ。解決してきた!まぁ必要があれば道場に来るようには伝えたが。その時はこの俺が直々にコテンパンに扱いてやろうと話した。」
『コテンパン・・・っアハ、ッハハハッ!!!ンフフッ、アハハハ!!!』
コテンパンだなんて。
杏寿郎さんには恐らく・・・いや絶対勝てないから、真剣勝負でコテンパンにして貰えるなら私も少しスッキリするかもしれない。
杏寿郎「少し気持ちは楽になっただろうか?」
『はい。ありがとうございます!』
杏寿郎「うむ!では、この件はこれで終いにしよう!」
『はい。心配お掛けしてすみませんでした。次の散歩の時は杏寿郎さんに連絡します。』
杏寿郎「あぁ、よろしく頼む。その時は一緒に散歩しよう。」
掴んでいた右手を離したと思ったら、スっとベンチから立ち上がって、私の方に彼の男らしい手が差し伸べられた。
掴めってこと?
そう思って、顔を見た。
夜の闇の中、街頭だけが頼りのはずなのに、杏寿郎さんの柔らかくて温かい太陽みたいな笑顔が私達の周りを眩く照らして見えた。
杏寿郎「帰ろう、家に。」
『・・・ふふっ、はい!』
男らしい大きな手を掴むと、ポカポカに温かくてホッとした。
・
またコロナが増えてきましたね。
・・・怖いです。
手洗い、うがい、マスク徹底して、
乗り越えましょう!!
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ayame(プロフ) - 夢春さん» 調べてみたら関連タグの方は占ツクの方から付けてみたらどうですかのオススメらしく、私の設定タグとは関係ないみたいです。紛らわしくて困りますが、関係ないようなので大丈夫ですね。 (2022年1月21日 13時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 夢春さん» 私の設定タグは、鬼滅の刃、煉獄杏寿郎、夢小説だけにさせて頂いていますよ。 (2022年1月20日 15時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 夢春さん» 本当ですね。でも関連付けた訳でもないのに何故着いているのか調べてもわからずで、申し訳ありません。指摘ありがとうございます。 (2022年1月20日 15時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
夢春(プロフ) - すとぷりも悪女も関係ないのに設定タグについてるのは検索ヒット率を上げて、バズらせるためでしょうか。そうだとしたら悪質ですね (2022年1月20日 10時) (レス) @page24 id: c568b4ac84 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございます!煉獄兄弟との絡みがやっぱりウキウキします!! (2021年12月31日 15時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayame | 作成日時:2021年12月23日 22時