【今日から俺は】寝ても醒めても相良くん。2

俺は本気でムカついた ページ27

side相良





理｢きゃぁぁっ！！！｣

三｢な、っ谷川！！おい、なんで･･･なんで、こんなことになってんだよォ！！！｣




悲鳴を上げて口を抑えた赤坂と、青いブレザーの男、谷川の胸倉を掴みあげる三橋。

額から血を垂らしながら、泣いてるらしい谷川。

その横で頭から血を垂らして、倒れてるのは･･･




相｢A･･･ちゃん。｣

谷｢俺、俺！！！俺だって知らねぇよ！だけどあの、隣町のツッパリが･･･急に殴りかかってきやがって･･･Aちゃんが、俺の代わりに･･･元々狙ってたのかもしれないけど、でも！俺、情けねぇよ･･･守られて･･･こんな、守りますとか言って、こんな！俺、今井さんにもAちゃんにも顔合わせらんねぇよ！！！！｣





掴まれた胸ぐらの手を振り払って、大声を上げて叫んだ後に膝から崩れて地面に手を着いた。

谷川の横にしゃがみ込んで、肩に手を置いた。





相｢･･･なぁ谷川よォ。そいつ、なんて言ってた？｣

谷｢あいつ･･･最初はAちゃん人質にするつもりだったらしいけど、殴った後に傷物にした方が相良が怒るだろうって･･････。俺、守れなくて･･･｣





血がすげぇ勢いで頭に登ったのがわかる。

そいつの思うつぼなのはわかっているが、どうにも抑えられそうにない。

赤坂の話と、この状況を見て、話は繋がった。

あぁ、本当だな智司。
あいつがAちゃんを狙ったのは、確実に俺のせいだ。
んな、呑気なことして、俺にも腹が立つしよォ！･･･クソ。





相｢･･･てめぇはとっととAちゃん連れて病院行けや。･･･俺は、一旦開久に戻る。｣

三｢あ、おい！相良！！｣





─────俺が必ず、ぶっ 殺 してやる。







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