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「 聞いた聞いた、昨日でしょ？ 」
「 また大騒ぎしたらしいわよー、 」
「 いつまでやるんだろう…、 」
「 きたきたきた、 」
明らかな陰口、ダンが近付けば止まるそれに思わず一瞬立ち止まってしまった。
「 聞こえちゃったかな？ 」
と、チラリこちらを盗み見るも直ぐに目を逸らす。
「 毎度！ 」
「 おい一八！ 」
ダン「 ん？ 」
「 お前またやったのか！ 」
ダン「 うるせぇ、 」
尾沢「 ったくさぁ、山王の連中どうしようもねぇよなぁ、 」
甲「 あー、こないだの騒ぎっすか、 」
尾沢「 鬼邪�發力�中と一触即発だろ？それも商店街のど真ん中でさぁ、あんな事して、売上に響いたらどうしてくれんだよなぁ？ 」
甲「 つーか、全然出ねぇな、この台。 」
尾沢「 おぁ！きたきた！カニだカニ！ 」
甲「 カニ…？ 」
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KANI
4 - 1
先生「 今度の学芸会で、サルカニ合戦をやります、カニ役やりたい人ー！ 」
「 はーい！！ 」
クラスの殆どが手を挙げていた。勿論。ヤマト、ノボル、コブラも手を挙げていた。コブラは乗り気じゃなさそうだったけど、甲も手を挙げていた。
先生「 配りまーす！はーい！ 」
お面が皆に配られ、お面を付ける。コブラ、ヤマト、ノボルも褒められ囃されていた。その中で、
甲「 あれ、何か小さくねぇか…？ 」
それに気付いた前の席の女の子が、
「 先生、甲くんはお面いらないと思います。エラが張って顔が四角いから大丈夫だと思います。 」
皆がお面を付けてカニの動きをする中一人、違うお面でカニの動きをする。と、皆が大爆笑して、
ここにカニ男のトラウマが生まれる。
皆にカニと囃されて、不機嫌な甲。
お面を付けずに、初めてカニを演じた男。伊集院甲。
甲「 誰がカニじゃコラー！！ 」
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甲「 誰がカニじゃコラー！ 」
尾沢に掴み掛る甲。慌てて止めにかかるもパチンコ玉と共に吹っ飛ばされて、
その後山王街から、カニという言葉が消えた。
尾沢を持ち上げて、乱心している甲。
甲「 誰がカニじゃコラー！ 」
寿子「 っさいな、邪魔すんなよぉ…、こい！こいこいこい！ 」
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美紀 - ハイロー大好きなのでこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください (2017年12月10日 9時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやめめ | 作成日時：2017年11月28日 11時
