Sea Friends (ページ4)

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＊結界師ページ4

「ところで…、単刀直入に言うが…君は何者かな？」

「儂らが東の海を航海中に流されてたところを助けた。そして、腹に刺し傷があった…あと少し、助けるのが遅ければ死んでいたところだった…海賊に襲われたのか？」

ジーッと見定めるように見てくる目は、真実を語るざるおえない状況。
私は、二人の方に体を向けベッドの上に正座をした。そして、ひと息ついてから話し始めた

『信じてもらえないかもしれません。私でさえ頭が混乱しています。ですが今からお話することは全て真実であり私の身に起こった事実です。お話を聞いた後に私の事を脅威だと思えば煮るなり焼くなり好きにしていただいても構いません。しかし、少しでも信じていただけるのであればお願いがあります』

「何かな？」

『私をある期間まで海軍で雇っていただきたい。期間については後ほど申し上げます』

「……わかった、話を聞いてから判断しよう」

『ありがとうございます。それでは、まず私の事から…、私は結界師一族、墨村家長女の墨村Aと申します。この世界とは別世界の人間です』

「別…？この世界の人間ではないということか？」

『はい、私の国は日本と言います。こちらの世界にありますか？』

「いや…そんな国今まで聞いたことがない」

『日本とは、そうですね…ワノ国が近いかもしれません。私はその日本という国に生まれ育ち400年間続く家業の結界師として働いていました』

「…結界師というのは…？」

『お見せします。ガープさんすみません。そこにあるコップを頂いて構いませんか？』

少し離れたテーブルの上に透明なガラスのコップがありそのコップをガープから受け取れば左手に持ち右手には人差し指と中指を立てた印の構えをして、左手に持っていたコップを中に投げた。そして…。

『結！』

「なっ！？」

「なんじゃその透明な箱は…！？」

コップは、床に落ちて割れることなく薄青色の透明な正方形の中に入り中に浮かんでいる。

『これが結界になります。空中等にこのような箱を作り妖という物。そうですね…人を襲う化物といいましょうか、それを対峙するのが私達の役目です』

そしてそのまま右手を結界にむけて上から下げひと振りした。

『滅！』

結界は、声と共に中心集まり爆発するようにコップと共に消えた。