Sea Friends (ページ12)

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＊発煙筒ページ12

『こんなクソ寒い時にしたくない、つか今どう見てもそんな状況じゃないだろ？ほら、敵居なくなったから早く掘りな、人埋まってんだろ？』

「え、あ！ドルトンさん！！早く助けなきゃ！」

青髪の女性がそう叫び、村人達は家からスコップを持ってきて雪を掘り始めた。

「貴方、どうしてわかったの？」

『勘』

「勘って言っても…こんな状況で…」

『はぁ…説明めんどくせーな、人の命かかってんでしょ？今はそんなこといいから黙ってろ掘りな…つか、掘ると遅いな…皆ちょっと周りにはけな』

どけどけと手で払い除けて雪の積もってる部分、30cmくらいだろうか、そのくらいを目指して結界で消せば大丈夫か。

『内側に入るなよー、体消えるぞ』

絶対に入るなと注意をして、右手で印を結びそのまま右手を上げる。

『結』

「！？なんだこの青いやつは！？」

「悪魔の実の能力者…！？」

『よし、スコップの準備してろよー…滅！』

突如現れた結界に村人たち含めどよめき、そのまま結界を滅すると30cm程の雪が消えた。

『ほら！掘れ！だいぶ雪消したぞ！』

「！？掘れ！ドルトンさんはもう少しだぞ！！」

「掘れー！ドルトンさん！！！！」

村人たちはドンドン掘り進めていく。
その中、ゾロ達3人は私を見てる。

「貴方、何者なの…」

『んー…今はただの旅人かな…てか、悪魔の実と私の術一緒にすんな、海泳げるわ』

「じゃあ、それは…」

その続きを言う前に、ドンッと音がなり、城の方から青色の発煙筒が空に向かって放たれた。

「今度はなんだ！？」

『アレは私を呼ぶ発煙筒だよ』

さーて。行きますか！！
ゴキゴキと首を鳴らし、軽く準備運動をすると結界を作りポンッと空に飛ぶ。

「まて！！俺も行く！」

『え…』

そりゃ、アカン。ゾロくん、君がこっちに来てしまったらこのあとドルトンさんを誰が運ぶんだい！？

『アンタは駄目』

「なんでだよ！」

『あー、うるさいうるさい！後で戦ってやるから！な！』

「…約束だからな！？」

『あー、はいはい。あ…』

ささやかだが、少しでも早く見つけてあげようと人形の式神を3体出す。
これについても3人は驚く。

『その3体使いな、早く見つかるように。では、諸君、また後ほど！』

それだけ伝え、急いで城に向かう。
やっぱり、結界だけで行くのやめよう、アイツら使おう今度から。
内ポケットにそっと触れてそつつぶやく。

さて、待ってろよチョッパー