Sea Friends (ページ2)

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＊拾われるページ2

⚠敵に腹を刺され飛ばされたあとです。
詳しい経緯は、呪術×結界師の0-0を見てね！

「今日もいい天気だな」

「いや、貴様がのんびりし過ぎなんだガープ」

MARINEと帆に書かれた大きな船が海を渡っている頃、海軍幹部であるセンゴクとガープは共に海軍本部に帰る途中だった。

「だって、海賊見当たらないんじゃ平和に決まっているだろ」

「それもそうだが…」

あまりにも静かすぎないか？

いくら東の海といえども、海賊船が一隻も見つからなのは可笑しい。
1ヶ月ほど前に海賊王が処刑してから海賊が次々に海に出ているはずなのに。
センゴクはそう考えながら海を眺めていれば海兵たちが慌ただしくなり始めた。

「おい、どうした」

「実は前方に人らしきものが見えまして…」

「こんな海の真ん中でか！？何してる早く助けんか！」

「し、しかし…海賊の罠の可能性も…」

「海賊なら我々が捕まえるだけだ！早くしろ！命がかかってるんだぞ！？」

「りょ、了解しました！」

センゴクの怒声を聞き船は、目的地に向かって進んでいく。
ある程度近くまで来れば、大きな大木の捕まり気を失っている女だった。
気を抜けばあっさり掴んでいる力が抜けて海に落ちてしまうんではないかという状態だった。
海兵達は小舟の準備をしている姿を見てガープが声をかけ。

「そんなもんいらん！儂が行く！」

ガープは、正義と書かれたコートを脱ぎ捨て海に飛び込んだ。
少し波の立っている海を泳ぎ女のところまで来れば優しく腕の中に抱きとめゆっくりと片腕で水をかき船まで戻る。
船からは、ロープが出されておりそれに捕まり甲板まで来れば大きなバスタオルを2枚持ってきた海兵から一枚受取り少女をタオルで包み込んだ。
その時、包んだ女の腹部分からだんだん赤色に染まってきたのを見た。

「なっ、怪我してるのか！？船医！船医を呼んで来い！！」

センゴクはその声を聞き二人に近づく。

「怪我してるのか」

「あぁ…怪我した状態で海に流されてるとなれば…なにかあったのかもしれん」

目を閉じて未だ気を失っている少女の顔を見ていれば船医が救急箱を片手に急いでやってきた。
ガープは、腕を開きタオルをどかした。

「ッ…！これは…」

「刺し傷の様ですね…まだ刺されて新しい…腸の部分を刺されてるかもしれません。急いで医務室へ！」

船医の言葉にガープは走って医務室へ向かった。