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悟side

「あ!あれだよ!針山!!」

「おー…これが針…山……?」

目の間に現れたのは大きな針山とその針山の上にいる着物を着た女性達。その女性たちに向かって痛い針山を這ってでも登る亡者。


「…針山ってこんなやつだっけ…?」

歴史書で見たやつと違うんだけど…

「あれ?シロさんたちどうしたんですか?」

「あ!芥子ちゃんだ!」


針山の近くからぴょんぴょんと飛び跳ねながらやってきたウサギ。体には鎖を巻き背中に船のオールのようなものを提げてきた。てか、ウサギ!?!?


「芥子ちゃん、この人A様の仕事仲間で五条さんって言うんだよ!今、地獄案内してるところなんだ!」

「(杏奈)様来てるんですか!?あ、初めまして五条さん。私は芥子(からし)といいます。如飛虫堕処(にょひちゅうだしょ)と言うところで働いてます。」

「よろしくね〜」

視線を芥子と合わせるために座り込んでよろしくと握手を交わす。

「如飛虫堕処ってどんな地獄なの?」

「穀物であれ衣であれ、サンガの所有物によって商売を行い、安く買い高く売り、得たものをサンガと共有せず、「儲けがなかった」と嘘をつく者が落ちる…まぁ、社長とかがその儲け分をポケットマネーにするようなやつが落ちる地獄ですね」

「へー…」

「ちなみに、芥子ちゃんはあの、かちかち山に出てくるわウサギなんだよ!」

「え、あのかちかち山の!?」

「そうですー!」

「へー…狸の背中に火をつけたってやつ!?」

「「「あ…それ言っちゃ…!!!!!」」」

「へ…?」

狸というワードを言った瞬間、目の前の芥子が俯き体を震わせていた。

しまった…狸ってのは悲しませるワードだったのか…
そうだよな…おじいさん達が狸のせいでって話だもんな…

その瞬間、怒りで満ちたような目を向けて背中に背負っていたオールで攻撃してきた。

「ええ!?!?」

「おのれ狸、おのれ狸、おのれ狸…!!!!!!」

「五条さん!逃げて!!!!」

「芥子ちゃんは狸ってワード聞くと積年の怨みで豹変して攻撃してくるんだ!!」

「それ早く言って…!!」

「おのれ狸ぃぃ!!!お爺さんとお婆さんの仇ぃぃぃ!!!」

血迷ったかのようにオールをぶん投げたり、振りかざしたり何なら火打ち石でカチカチ火をつけようとしてきたり…

怖すぎてもう帰ろうって伝えたくてすぐに携帯でAに助けを求めた。
あ、携帯使えるんだここ。

「Aっ!!!!!助けてぇぇぇぇぇえ!!!!!」

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しろくま(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!!五条落ちで話を進めて行きたいと思います!亀更新ですが、よろしくお願いします!⸜(*ˊᵕˋ*)⸝‬ (2022年3月16日 21時) (レス) id: bc6721de12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - しろくまさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年3月16日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろくま | 作成日時:2022年3月5日 18時

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