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『ここは冥土への入口、もう1つは黄泉がえりの井戸って言われてる現世への出口』

「え、それってまさか…」

『そう、今から地獄に行く』

「頭おかしくなった?」

『アンタと違って真面目だわ』


何言ってるんだコイツという、目隠ししててもドン引きされてる視線を感じつつ一向に出口への蓋を開けに行かない悟にイラッとして式神を出し早急に開けてくるように指示し、自分は石で蓋してある冥土の方の蓋を結界を使い開けた。

井戸の中を除くと水はすでに枯れており底の見えない深い深いものになっていた。

よっこらしょっと、井戸の縁に脚をかけ入ろうとすれば悟から止められた。


「え!?本気でその中入るつもり!?」

『だから言ってんじゃん、地獄行くって』

「そこがホントに地獄通じてるわけないじゃん!伝説だよ!?ただの話だよ!?」

『はぁ…』


コイツ面倒い…


説明するのも面倒くさくなり、悟の服の襟元を掴みヒョイッと井戸の中へ。


「え、ぇぇぇえ!!??!?」

『いやっふー!』


井戸の底に当たることなく、重力に忠実に下へ下へと落ちていく。
そして、真っ暗な景色から空が赤い広い広い空間に出た。


「ぇえ!?ホントに地獄ぅ!?」

『だから言ってんじゃん!』


そのうち、岩だらけの地面に結界を使いゆっくりと着地した。


『はい、到着〜』

「えー…ほんとに…井戸の底が地獄になってるなんて…」

キョロキョロと周りを見渡す悟を見ながら、私もキョロキョロと周りを見渡し、少し遠くの先にから白い物体がこっちに向かって走ってくるのが見えた。


「A様〜!!!」

『おー!シロー!久しぶり〜!』

「え?シロ?犬?……いぬぅぅ!?」


走ってきたのは白色の柴犬のようなムチムチボディのシロと呼ばれる犬。
駆け寄ってきたシロの体をワシャワシャと撫でる。


『よくここが分かったね、えらいぞー』

「散歩してて、嗅いだことある匂いがしたからもしかしたらって思ってきたの!」

『そっか、そっか〜偉いぞ〜。ルリヲとカキ助は?元気?』

「うん!あとで呼んでくるね!」

「あのさ…」

『あ、忘れてた。この子シロ。桃太郎のお供だったあの犬だよ』

「いや、そんなナチュラルに説明されても困るんだけど」

『えー、だって他になにがある?』

「色々1から説明して欲しいな!!」

『あー、ハイハイ分かった分かった!もう、なら閻魔殿行こう!鬼灯にも会いたいしさ』

「うん!行こうー!案内してあげる!ワンワン!」

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しろくま(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!!五条落ちで話を進めて行きたいと思います!亀更新ですが、よろしくお願いします!⸜(*ˊᵕˋ*)⸝‬ (2022年3月16日 21時) (レス) id: bc6721de12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - しろくまさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年3月16日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろくま | 作成日時:2022年3月5日 18時

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