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誰?あの目隠ししてるおにーさん。
「ハハッ!君すごいね!呪術師?」
『呪術師?なにそれ。てか、ごめん。説明してる暇ないんだわ』
腹刺されたまんまで、そろそろキャパオーバーなんだわ。
いい加減病院行かないと…っ
『って、何?』
白髪男は近づき、あたしの顔をジーッと見る。
「君、面白いね。美人だし、可愛いし、強そうだしあと、カッコイイ。僕一目惚れしちゃった」
ねぇ、僕と付き合ってよ
…………………はい?
急な告白に目をパチパチさせれば、目隠ししたままでニコッと微笑みを見せる白髪男。
『いや、普通に無理』
「ぇえ!なんで!?」
いや、なんでって…
『いや、普通に考えろよ。今つい数分前の男に告白されて『はい!ぜひ!』って付き合うかよ。バーカ。そんなのに、OK出す女なんてな尻軽女かミーハー、あとはお前の女癖悪さに簡単に引っかかる奴だろーよ』
「なっ!僕女癖悪くない!」
『嘘つけ、絶対女癖悪いだろ。学生時代とか絶対女泣かせだわコイツ。そんな奴、無理無理。
一途な男しか興味ないの』
「なんで学生時代の事知ってんの!?」
『コイツやっぱり馬鹿だろ、自分で墓穴掘ってどーすんの』
おかしなやつクスクス笑いながら話せば、フラッと体が揺れ傾く。
やべ…そろそろ限界…
そしてそのまんま地面に倒れる。
『あー…血流しすぎた…』
どくどくと未だに流れ出す血液。
いや、どんだけ流れでんのよ。
「おい!怪我してるなら言えよ!」
『煩い、静かにしろ白髪』
はぁっとため息をつき、やっぱり死ぬのかと思い目を閉じる。
耳元では未だにさっきの白髪が声かけてる。
死ぬときくらい静かに死にたいねぇ…
あー……
最後にたこ焼き食べたかったなぁ…
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しろくま(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!!五条落ちで話を進めて行きたいと思います!亀更新ですが、よろしくお願いします!⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2022年3月16日 21時) (レス) id: bc6721de12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - しろくまさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年3月16日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2022年3月5日 18時