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悟side
呪霊は、耳元の突起物をくりくりと回し始めた。
『え、それなに!?カチカチ音するけど!メモリ!?コンロですか!?火力調整ってやつ!?』
「ちょ、Aシーー!」
『あ、ハイ』
さて…コイツ呪霊のくせにしっかりコミュニケーションが取れる。その上、この呪力量…未登録の特級か。
恐らく、今の宿儺より強い。
「特級はさ、特別だから特級なわけ。こうもホイホイでてこられると調子狂っちゃうよ」
「クフフフ…矜持が傷付いたか?」
「いや…楽しくなってきた」
手の指をボキッと鳴らし、思わず笑みがこぼれた。
それを宙の上に結界を張り座って眺めてたAは、はぁっとため息をついた。
『えー、今回私戦えない感じ?つまんない』
「そうだね、ここは僕に任せてよ」
『ちぇっ…あ、ちなみにだけどさ…』
座っていた背中から、Aは臆することなく、ズルっと髪を鷲掴みした呪霊の後頭部を掴んで見せてきた。
『コイツ、アンタのお仲間?』
「羽狭霧(ばさぎり)…っ!?貴様ァ…っ!!!!」
「あ、もう1体はAがやってくれたんだ」
『うん、コイツさっきの攻撃の時にサラッと私を殺そうとしたんだろうけど、爪が甘いねぇ…』
クヒヒッと悪魔のような顔と笑い声を出して挑発し、結界を使い頭を囲んで消し去った。
え、何今の顔…!!ちょーかわいいー!!
ぞくっとしたんだけど!!!??
『ごめんねー?お別れの言葉言えなくてー』
「貴様は五条悟を、殺した後で灰になって跡形もなく燃やして消し去ってやる…っ!!!!」
「え、ちょっとねぇ!!今の悪魔みたいな顔と笑い方好き…!ちょっ、もっかいやって!動画!動画撮るから!!」
『ちょ!スマホ向ける前に早くソイツ殺っちゃって!!お腹空いたのー!茶碗蒸し食べたい!』
「かしこまりましたぁ!!」
全く、僕の姫様はわがままなんだから〜←
(お前の姫じゃねーよByA)
「さて…さっさと来いよ」
「チッ…火礫蟲!」
右手の人差し指でクイクイと相手を挑発すると、虫を7匹ほど出し僕に向かって飛ばしてくる。
術式で攻撃を寸止めする、蟲は長い針がありそれが僕を刺そうとしてる。
「これ、当たるとどうなんの?」
すると、蟲達は一斉に鳴き始めやがて大爆発を引き起こした。
すぐに脱出し、崖に避難する。
「音と爆発の2段構え、器用だね」
のほほんとしてるとすぐさま、特級は距離をつめてきて僕の頭に向かって攻撃をしたり背中を殴ったりとした。
4-3→←4-1 【The moment when you wake up to love and the enemy】
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しろくま(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!!五条落ちで話を進めて行きたいと思います!亀更新ですが、よろしくお願いします!⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2022年3月16日 21時) (レス) id: bc6721de12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - しろくまさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年3月16日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2022年3月5日 18時