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「いいだろう約束はしっかり果たす」
『ならいい。てか、虎杖の意識が復活したらちゃんと帰れよ』
「わかったからさっさとここから出せ。今の俺では自力でここから出れない」
力がまだ戻ってないからだろう。
宿儺はそう言い早く出せと言う。それに従い、結界を解いた。
「さぁ、共に行くか」
『あー、いいよ。私途中で回収しないといけないものあるし』
「そうか、なら早くしたほうがいい。ここはもう直崩れるからな」
『…え゛』
__________
『あ、いたいた』
宿儺にそう言われダッシュでとあるモノの回収に向かった。
恵に付けてた鴉の情報から得たもの。
下半身を喰われ右手も無くなった者。
受刑者岡崎正。
恵がこの場から逃げ出すときにネームだけはぎ取ったっぽい。
私はその岡崎の前にしゃがむ。
『痛かったな、怖かったな。お母さんの所に還ろうな』
式神を出し、岡崎を抱えさせて出口まで向かう。
出口に出ると雨の中突っ立ってる恵と恵の前に血を流しながら倒れてる虎杖。
え…どういう状況これ?
__________
「会敵した時の選択肢は逃げるか死ぬか、まずは絶対に戦わないことと彼らに忠告したのですが…」
「わざとでしょ?」
「は?と、おっしゃいますと?」
高専の建物内地下。
きっと病院で言えば解剖等を行う場所で、目の前には冷たい鉄のストレッチャーに乗せられ全身に白い布に覆われた虎杖の死体。
その前には、私、悟、伊地知さんの3人。
「特級相手。しかも、生死不明の5人の救助に1年生の派遣はありえない。まぁ、一人は死んでてもAが回収してきし親族に渡せたからいいけど。
それに悠仁は僕が無理を通して死刑を実質無期限の猶予を与えた。
それを、面白くない上が僕のいぬ間に特級を利用して体よく彼を始末したってことだろう」
「あ…っ」
「他の二人が死んでも僕に嫌がらせができて一石二鳥とか思ってんじゃない?」
「いや、しかし!派遣が決まった時点では本当に特級になるとは…!」
『そんなこと言ってももう手遅れじゃん。犯人探し面倒くさい』
「いっそのこと上の連中全員殺してしまおうか」
殺気をもろに出している悟に対しそれを遮るようにやってきた硝子。
「珍しく感情的だな」
「お疲れ様です!家入さん!」
『硝子お疲れ〜』
「お疲れ様A。彼のこと随分とお気に入りだったんだな」
「僕はいつだって生徒思いのナイスガイさ」
「あまり伊地知をいじめるな」
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しろくま(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!!五条落ちで話を進めて行きたいと思います!亀更新ですが、よろしくお願いします!⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2022年3月16日 21時) (レス) id: bc6721de12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - しろくまさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年3月16日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2022年3月5日 18時