2-7 ページ12
「……あ、たしかに…五条先生の無限が効いてない…。無限解いてます?」
そういえばと、伏黒がボソッとつぶやいた。
「解いてないよ。だから、可笑しいんだよね、Aの術は僕の無限もなんにも効果なし。ある意味僕より最強かもね」
悟は、私の手を取っ手立ち上がりポンポンと私の頭を撫でる。
『最強ねぇ…、まぁ私は、墨村家一族の中では2番目だったからなぁ。一番は、母親で最凶で最強の術師だったよ』
《A、みんなの事お願いね》
ふと、母の顔が頭をよぎった。
母さんの最後の言葉は、母から子に向けた最初で最後のお願いだったなぁ…。
「…A?大丈夫?」
『ん、大丈夫。ちょっと思い出したことがあっただけ。さてと…まぁ、色々とありましたがこれからよろしく』
「はい!質問!」
バッと右手を挙げて質問したいと言う野薔薇。
『はい、野薔薇』
「さっき五条先生も言ってたけど、Aと五条先生ってどっちが強いわけ?」
『んー、どっちだろ…。あ、今からする?最強決定戦』
楽しそうだし。
「楽しそうだけど、僕今から任務なんだよね」
『なら、今すぐ言ってこい。秒だろ秒』
「人使い悪いよ」
苦笑しながら、わかったと言った。
「あ!HR終わり!Aに質問するなり先にグラウンドでAと組手やらなんやらするなり好きにしてていいよー」
『は!?何勝手に…ってホントに早いな!!』
一瞬にして姿を消した悟。
そして、後ろからバシバシと感じる3つの視線。
『んー…ふふ…じゃ!』
「あっ!待って!先生!!」
「相手しなさいよ!!!!」
「その結界術って奴教えてください!!!!」
『また今度ねー!!!!!』
ダッシュで廊下を走り抜けて三人を振り払う。
その後、なんとか振り払い硝子の所で休憩すれば、1年ズに任務が入ったと聞いた。
恵は経験があるが、残り2人はしっかりとした任務は初めてだろう。
大丈夫だろうか…。
ちょっと心配になり、腰に巻いていたポーチから3枚紙を取り出し、鴉を3体作り三人に付くように命令した。
「心配症だな」
『まぁ、今日から私の大事な生徒になるしさ。それに…』
「それに?」
『なーんか嫌な予感すんだよねぇ…』
外れてくれればいいんだけど…。
__________
記録___2018年7月
西東京市 英集少年院 運動場上空
特急仮想怨霊(名称未定)
その呪胎を非術師数名の目視で確認
緊急事態のため高専1年生3名が派遣され
内1名 死亡
3-1 【Because I'm an important student】→←2-6
79人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しろくま(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!!五条落ちで話を進めて行きたいと思います!亀更新ですが、よろしくお願いします!⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2022年3月16日 21時) (レス) id: bc6721de12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - しろくまさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年3月16日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しろくま | 作成日時:2022年3月5日 18時