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「わかった!話聞けた」


タイミングよく秋ちゃんがやってきてそして、動画の視聴者数が5万人を超え3つ目のヒントの時間となった。


〖3つ目のヒントの時間です〗


白井君は先程見えた血のついたナイフを動画に映す。


〖凶器はこれ〗


画面に映った凶器は白井君と一緒のクラスメイトの小池という男子生徒の物だと言う情報が入り、再び白井君は朗読を始めた。


〖奇妙だとは思いませんか?あなたの仰る通り奇妙な感じですな。2〜3分静かに腰を据えて熟考してみます。と言って彼は橋の石の欄干に腰を下ろしそして〗

『あー…聞いたことあるんだよなぁ…この内容…』


そう呟いたときにLINEがなり、系が下に到着したと書かれていて、ミコトと一緒に玄関に向かう。


「あ〜やっときた、待ちくたびれましたよ!」


ミコトの言葉に車から降りた系は疲労の色を見せた。


「ああ〜地獄のような時間を少しは労え」

「あちらさんの方が地獄だったと思いますけど」

『はは、はいお疲れ様』


系に近づき、よく頑張りましたと伝えて抱きしめて上げれば少し機嫌が良くなる系。


「あいつ生き生きしていたぞ」

『だろうね』

「ところで何台借りれましたか?」

「2台だ」


車の後ろのドアを開けて見えたのは科学捜査用ライト。ALS。
それを三人で体育備品室に持っていく。


「暗幕OKでーす」


久部の言葉に皆でゴーグルをかけるとライトを入れる準備をする。


『じゃ、行きまーす』

「まず、520ナノメートル」

『はーい』


そう言ってライトをつける。


「何にもなさそう?」

「次、380ナノメートル」

『はーい』


ライトの色が変わっていく。


「へぇ〜血は黒く見えるんだ」

「ヘモグロビンは電磁波の光を吸収する。たんぱく質や蛍光物質が入っているものは逆に光って見える」

『ん?』


マットの上に何かが付いているのが見えた。


『ミコト、マットの上なに?粉?』

「ほんとだ……なんだろう?」

『あとで顕微鏡で調べてみよう』


東海林にお願いをして粉を採取してもらう。


「久部、写真撮っとけ」

「はい」

『あ、ミコト、あれなんの跡?』


Aが指差した先には“学校祭”と書かれた大きな看板に何か擦れたような跡がくっきりとライトで写っていた。


「ほんとだ。ちょっと外見てくるね」

『うん』

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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系   
作品ジャンル:恋愛
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理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (8月15日 14時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
光菜(プロフ) - 更新、楽しみに待っていますね! (2022年1月19日 21時) (レス) @page42 id: 994989bbfc (このIDを非表示/違反報告)
みず - 更新楽しみにしております。 (2020年9月28日 9時) (レス) id: 00d86bc4f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろくま | 作成日時:2020年9月6日 8時

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