後悔したって、もう遅い０７ ページ8
「おい半分野郎！ 改治！ 待てやクソがぁあ！」
そうやって叫べば、二人はすぐに立ち止まってこちらを向いた。
バゥン、と爆速ターボで一気に加速して近づく。
公共の場所での個性使用は禁止されているが、人に迷惑がかからない範囲でならいいだろう。
「な、かっちゃん！？」
半分野郎は改治を守るようにして前に立つ。
「俺の彼女に、なにか用か？」
ハッ、もう付き合ったのかよ。
手ぇ出すの速いわなあ、どっちもどっちだろうが。
改治の照れたような顔も、半分野郎の動作も、すべてがムカツク。今すぐにでも全てを爆破させて、めちゃくちゃにしてやりたい。
……だが、それはそれ、これはこれだ。
「なァ轟、１５分でいいから改治置いてけ。二人きりにさせろ」
「は？」
「手は出さねぇよ。こいつのカレシなんだろ？ カノジョの信用ぐらいできるよなァ？」
だけど、やっぱり改治のことが心配らしく、ちらちらと様子を伺う半分野郎。
それをやめさせたのは、紛れもない、改治自身だった。
「いいよ轟、大丈夫。かっちゃんはね、言い方はきついけど、嘘はつかないから」
「……わかった。だけど１０分だけだ」
ああこいつ、最後の最後までウゼェ。
「じゅーぶんだわ」
半分野郎がどこかへ行ったのを見送ったあと、俺はゆっくりと口を開いた。
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みぃちゃん - ( ? _ ? )天才なの？この作品好きだな〜って思う。切なくて、かっちゃんってかーいいよなぁ (7月5日 15時) (
レス) @page17 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
揚出し豆腐 - もう、もう！、切なくて、最高ですよ。泣きました (2021年8月2日 9時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
トリップしたい！(プロフ) - 切なすぎて泣けた！ (2018年5月29日 0時) (レス) id: 412f05bc98 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 恭弥(プロフ) - 楽しみにしておきます。(微笑) (2017年8月13日 9時) (レス) id: 04b4a4bc8c (このIDを非表示/違反報告)
凰那(プロフ) - 雲雀 恭弥さん» 作りますね！(即答) 楽しみにしてくださると嬉しいです！ (2017年8月13日 9時) (レス) id: d42c8aaeae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凰那 | 作成日時：2017年7月31日 18時
