Episode 31*。゚ ページ31
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大貴「じゃ、俺帰るね!今日から敬語やめるんだよ?
敬語使ったら即襲うから。分かった?」
「あの…それって脅しなんじゃ…」
大貴「え?脅し?!いやいや、勘違いだよ!
きっと、うん、勘違いだよ!
じゃあおやすみ。バイバイ!」
────いや…2回言わなくても…(笑)
「う、うん。バイバイ…」
大貴「よし!!やれば出来るじゃん!」
笑顔でそう言いながら私の頭を撫で回す。
大貴「じゃ!」
大貴が帰ると、一気に孤独感が襲う。
────楽しかった…。大貴といると…楽しい。
その楽しさは涼介といる時の楽しさとはまた違って
大貴の存在はないと求めてしまっていること
に気がついた。
本当に好きなんだって実感できた。
──── 静かになったな…。
すると、ケータイには一通のメールが来ていた。
相手は結衣だった。
結衣よっ!最近どう?
Aの愛する有岡大貴は。告白OKできた?
AOK…したのかな…。
自分でもわかってなくて…。
結衣わからないとかおかしいわ(笑
早く返事返してあげないと!)
Aそんなの分かってるよー!
────うん、分かってはいるんだけど…
何で迷っちゃってるんだろう…
はっきりしないのが私の悪いところ。
なんでも曖昧にしてしまって、
なんでも「わかんない」って言って終わり。
今までそうしてきてしまったことに今更後悔してる。
──── 今回はそうはいかない…ちゃんとしなきゃ。
考えてるうちにも時間は過ぎていく。
時間が経つのを待っている、
そんな自分とはおさらばしたい。
だから決めた。
私は大貴に電話をする。
すると大貴はすぐに出てくれる。
大貴もしもし。どーした?
「あ、あの…言いたいことがある…の」
大貴ん?なにー?
────あー…言わなきゃ…頑張れ自分!!
「あの…私、彼女、やります!」
大貴え?!どうしたいきなり!
「私、涼介には嘘ついちゃったけど
もう嘘はつきたくない…と思ったから…
だから言わなきゃって…」
大貴なんという成長ぶり(笑
でも、ありがとう。言ってくれて。
俺、今すごく嬉しい。:#ffd700)
「私も喜んでもらえて嬉しい!」
大貴じゃあ…今日はもう休んで?
多分結構疲れてると思うから。
明日仕事終わりに会いに行くよ。
「…はい!」
──── と言ったものの…嬉しすぎて…寝れない!
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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時:2016年10月29日 22時