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Episode 23 *。゚ ページ23

*


〜大貴side〜

本当は、こんなの違うと思った。
自分の気持ちに嘘ついてでも諦めるべきだって。
分かっていたつもりだった。
あいつの前でも「僕」でいたかった。
「俺」に付き合わせたくなんてなかった。
恋なんて軽く適当にやればいいと思ってた。

恋なんてもうしないと思ってた。



大貴「後悔したくないから言うね?
俺は、涼介よりもAを知ってるわけじゃないけど
これからAのこといっぱい知りたいと思ったし
誰にも渡したくないって…会った瞬間に思った。
…って俺の方も結構重いこと言っちゃったね(笑)
ごめんね!でもこれが本当の気持ちだから!
返事は後ででいいよ!…じゃーね!」



────あの子と会話すると調子が狂う…。


好きになったのは一目惚れということもあるけど、
涼介のあの一言だった。



涼介「俺、Aのことを好きなのかもしれない。」



好きな人。それもメンバーの。
俺は完璧な涼介に少し嫉妬していた。
顔も身体も性格もよくて誰もが認める王子的存在。
俺にはそんなの備わっていない。
ファンはいっぱいこんな俺を応援してくれるけど
それでも涼介の完璧さに負けていることが悔しかった。
そんな自分が嫌だったけど止められなかった。
ある日、Aは俺と同じ誕生日だと涼介から聞いた。
血液型も同じ。
そんな人に今まで出会ったことなんてなかった。
それにオムライスも好きで、親近感が湧いた。
もっと俺との共通点が見つかるんじゃないかって思った。
もっと知りたくなった。
気づいたらAを独占したいって。
それをAに正直に伝えたら
冷たくあしらわれてしまった。
でも俺は諦めない、そう決めた。
本気で好きになったから。
涼介に負けたままじゃ嫌とかじゃなくて
A自身を知りたいと思ったから。
ライブのときも静かにただ佇んでいた
あの姿を見て正直な人なんだって思った。

だからこの恋は真剣にしたいと思った。


*

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/  
作成日時:2016年10月29日 22時

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