検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:9,068 hit

Episode 22 *。゚ ページ22

*


「え…有岡くん?!」

大貴あ!くん付けしたなー?

「いや、あの…その…」

大貴涼介、ほんとAのこと好きだよね〜
何回も同じ話してるんだもん。まぁ、俺もAの話聞いて好きになったんだよ?だから俺のこと好きになってほしいな〜。


「な…なに言ってるんですか!
私なんか…全然何の取り柄もないのに。
遊びなら…本当にお断りです!
仕事のことだってあるし…続かないと思います!」



────私…何言ってんだ!!
有岡くんのこと好き…?なのに…
なんてこと言っちゃったんだ…



思ってることとやってる事が真逆になってる私は
完全に慌てている。
こんなふうになったのは生まれて初めてで
好きなはずなのに不安な気持ちが勝ってしまった。



────こんなの違う。



大貴うん。
でもなんと言われようと諦めるっていう選択肢は
俺にはないから。


「え…」



予想外な言葉に私は動揺が隠せない。



大貴後悔したくないから言うね?
俺は、涼介よりもAを知ってるわけじゃないけど
これからAのこといっぱい知りたいと思ったし
誰にも渡したくないって…会った瞬間に思った。
…って俺の方も結構重いこと言っちゃったね(笑

ごめんね!でもこれが本当の気持ちだから!
返事は後ででいいよ!…じゃーね!:#ffd700)



明るくそう言って切られた電話。
私だって正直に言ったら、
からかわれてるとか、すぐ別れるかもとか、
そういう先の事ばっかり気にしちゃう。
でも、そんなのはどうにかなる話で、
私が大貴と付き合ったら涼介が自分の前から
いなくなっちゃうんじゃないかなんて
欲張る自分がいる。
いつも自分のことばっかり考えている自分が
心の底から本当に嫌い。
恋なんて軽く出来て、楽しければいいってそう思ってた。
でも今、そう考えていた自分を蹴っ飛ばしてやりたい。
こんなに苦しくて、ドキドキさせられっぱなしで、
好きな人なのに何も素直に言えなくて、
軽い気持ちなんかじゃ処理できない恋を、
今、目の前にしている私はこのままじゃ
何もできないまま終わっていくに違いない。

今までしてきた恋は後悔ばかりだった。
本当の気持ちも言えず、
何を言っていいのか本人を目の前にすると
頭が真っ白になる。
そんな自分とおさらばするために
あまり自分が知られていない高校に入学した。


──── 大貴のこと好きなのに…
これじゃ…前と同じだ…



「どうしよう…。」


*

Episode 23 *。゚→←Episode 21 *。゚



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.9/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/  
作成日時:2016年10月29日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。