Ｊ恋 *｡ﾟ (ページ3)

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Episode 3 *｡ﾟページ3

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あのことは誰にも言えない。
｢Hey! Say! JUMP｣、、、
私はそのグループだけは勉強していてもよく知っていた。

なぜなら。

私の幼馴染みが…

Hey! Say! JUMP絶対エース..

山田涼介だから。

──── 嘘ついちゃった...。

できれば私は嘘なんてつきたくない。
これは私が結衣についている唯一の嘘。
涼介とは同じ小学校、同じ中学校、そしてずっと同じクラス。
なんといっても家が隣ということは
絶対に誰にもバレてはならない。
そして、幼馴染みからの恋があるという人もいるが、
涼介とはそんなことは無い。
涼介はいつまでも良き幼馴染み。

＜キーンコーンカーンコーン

そうこう考えたりしているうちに授業始まりの
予鈴のチャイムが鳴る。

結衣｢よし！盛り上がってこう♪
じゃ、帰り昇降口で待っててね！
一緒に帰って色々ライブについて話したいから！
よろしく！！｣

｢了解、わかりました！！｣

二人で向かい合って言い合い敬礼をして
それぞれの教室へ戻る。

──── あぁー隠すのやっぱり辛いよー！！
たかが嘘...されど嘘...。
涼介もなんでジャニーズに入ろうと思ったのかな...
いや！でも辛いのは私だけじゃない！！
涼介だって芸能界で人気になっていくに連れて
辛いこともあるはずだ！

幼馴染みとして応援してあげなきゃいけない。
涼介は人一倍努力して人一倍輝いてる。
だからファンとしても幼馴染みとしても、
ちゃんと見ててあげなきゃいけないんだ。

そして授業中。

──── あー帰りたい。数学大嫌い。数学大嫌い。
数学お願いだから消えてぇー！！

そう思いながらノートの端っこに
ウサギの絵を描き始めてしまった私。
すると前の方からトコトコと誰かが来る。

先生｢Aさん。お絵描きもほどほどにね。
あとあの問題の答え、どうぞ。｣

｢はい…。х＝2です。｣

先生｢あら、正解。ちゃんと頭には入ってるのね。｣

｢すみません…｣

先生｢はい！じゃあ次の問題。｣

──── あぁー無駄に体力使ったぁー。
もぅ！数学だから余計だ！

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