Episode 1 *。゚ ページ1
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私には...
誰にも言えない大きな秘密がある。
ある日、私は結衣にトイレにいきなり呼び出された。
トイレに行くと既にその姿はあった。
「ごめん!お昼食べてて遅れた…(汗)」
結衣「おっそいっ!もうお昼休み終わっちゃうわ!」
「ごめん。んでお話というのは何かな。」
するとさっきまでの怒りがどこかへ
吹き飛んだかのように話し始める結衣。
結衣「あのね!昨日やっと例の物が手に入ったの!」
──── ん?例の物?
「例の物...? って何?」
結衣「はい、よくぞ聞いてくださいました!
なんと、なんと!あの!あの大人気グループ!!
あの!あの...」
「はやく言って(苦笑)」
いつまでも勿体ぶっている結衣に何となく
イライラし始めた。
結衣「あのHey! Say! JUMPのライブチケットを
手に入れちゃいましたぁー!!」
「え、誰それ。」
結衣「はぁ?!知らないの?!何で?!」
「どんな人たち?あ、人数複数だよね?」
そう私は、時代遅れ...というか、
ほかの女子とは違う方に集中していて
ジャニーズ?や俳優、女優、タレントなど
もちろんドラマや映画なども家庭では
「勉強勉強」と言われるばかりで
見せてもらえない。
そんな私に結衣はHey!Say!JUMPという
ジャニーズの名前を出してチケットまで
手に入れたという。
──── こういう時に勉強してる人って扱いが
悪くなっちゃうんだよな...
ほんとに悲しいわ。
「それでなんでそんなことうちに言うの。
うちの家庭がとてもと言っていいほど
厳しいのわかってるくせに。」
結衣「あ、これAも一緒に行くんだよ?」
──── おい。この人私の話絶対聞いてない。
こんなの母親が怒るに決まってる。
出かけようとしても家にいないくせに
止められちゃうし...
とりあえず断るしかない。
「うちさ、勉強とかあるし忙しいから
行けないかもしれない。ほんとにゴメンね。」
──── 勉強なんてもうしたくない…
それが私の本当の気持ち。
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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時:2016年10月29日 22時