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13.1cm ページ29









この流れだと、いずれ僕にも話題が回ってきそうだ。
別にネタが無いという訳ではないのだけど、誰かに自分の過去の恋愛を話す機会なんて滅多に無い。
だからか、僕の手には変な汗が滲んでいた。うわー、緊張する。



sgi「―――まぁてなわけで、俺はフラれたわけですよ」

ymmt「須貝さんがフラれるってあんまり想像できない」

「勝ち以外意味ないってキャラなのに」

sgi「負けじゃありませんー次の恋愛に向けての大事な経験ですー」



じゃあ、次は山本行くか。と案の定僕にも回ってきた。
話すネタは一応須貝さんの話中に考えた。けれどやっぱり、緊張する。



ymmt「えーっと、僕は小学生時代なんですけど、先輩だったんです。その子」

「やまもっくん、ちょっと顔赤い」

ymmt「なんで暗闇なのに見えるんですか!てか指摘しないで!恥ずかしい!」

sgi「まぁまぁ落ち着け山本。で、お前はその先輩だった子が好きだったんだな」

ymmt「……まぁそうですけど。その子、僕よりちっちゃくて、容姿とかも、お人形さんみたいで」

sgi「随分ベタ惚れだったとみた」

「私もみた」

ymmt「見なくて良いです」



それでそれで、と二人に先を促されて、時々恥ずかしくなりながらも、ポツリポツリと話していく。


中学生の頃、僕が好きだった先輩。
その子はたまたま僕の家の近くに引っ越してきて、たまたま登校班が一緒で、それから少しずつ話すようになって。
初めは向こうが人見知りだったからなかなか距離は詰めれなかったけど、学年が変わる頃には、結構仲良くなれていた。







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白菜(プロフ) - SALTさん» いえいえ、私なんてまだまだぺーぺーなので見つけられなくて当然です。こんな数ある作品の中から私の作品を見つけてくださっただけでも光栄です。fkrさんの小説は他の方もかなり面白いお話を書かれてるので、是非探してみてください!コメントありがとうございました! (2021年4月2日 17時) (レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - 花蓮さん» ありがとうございます! (2021年4月2日 17時) (レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
SALT(プロフ) - 白菜さんの作品を見ながらなんでこんな神作者様と神作品を見つけることが出来なかったんだろうとorz←の形でコメ打ってます((問打の方々ではあまり見ない方の小説でしたが面白かったです!遅くなっていますが完結おめでとうございます(*´ω`*) (2021年3月30日 10時) (レス) id: 17a3f4fea4 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 本当に素敵なストーリーでした!福良さん… (2020年9月27日 21時) (レス) id: b11d0cfa2b (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - 白菜さん» そうなんですね(笑)一言一句漏らさないように読んでいたのに(ストーカーかよ)興奮のあまり見逃していたのかと思いました…実は太田さんの方の「おまけ」を見て読み直したくなったんです…。あ、因みに私、2回目どころじゃないと思います、なんなら暗唱できます(やめろ) (2020年9月6日 21時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白菜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年8月11日 1時

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