【狼ゲーム】なんか僕にだけ厳しくない？

５話 ページ5

「いい匂いだね♪」



『……近い…』



お腹すいたから色々作ったけど、
さっきから近い…食べたいのか？



『……食べる？』



「良いの？やったー♪」



…まぁ、別にいっか。 妙に作り過ぎたし、
美味しくなかったら色々やばいけど…。



『ほら、好きなの食べなよ。』



「わーい♪」



そう言ってリンタロウは目玉焼きが乗っけられたハンバーグの皿を手にとった。

……美味しく出来てると良いんだけね、
料理は結構してるけどさ。

キッチンにあったあのレシピ通り作ったから
本当にその味かはよくわからないけど…。



「…うん、美味しー♪」



『…そう、なら良かった。』



……余ったらどうしようかな、
うーん…冷蔵庫に入れた方がいいよね。



「ねぇ、Aも食べなよ♪」



『ん？あ、うん』



お、意外と上手に出来た。
今度からも練習しようかな、料理。



「……気にしないんだ、間接キス、
それともなれてるの？」



『？間接キス……？』



「あれ、気付かなかったの？
僕が使った箸であーんしたんだよ？」



『……あ。』



「思い出したんだね♪」



……わざとだな、全く…。
別にそういうのは気にしないし、別にいいや。



『…ま、それは別にいいでしょ。
とりあえず食べなよ、ほら。』



「うん♪」

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