【狼ゲーム】なんか僕にだけ厳しくない？

３話 ページ3

『……何してるの。』



「え？寝てたから膝枕してたの♪」



『…あぁ、そう……。』



好きなキャラだけど……
本当に掴み所がないな…それよりこの人本物？

凄いそっくりだし…
…よく聞く“トリップ”ってやつか、なるほど。



『膝枕をしてくれるのは嬉しいんだけどさ、
寝てたからはおかしいでしょ。』



「そうかな？」



『そうだよ。』



……何この会話。
あー、そういえば殺人ってもう起きたのかな。



『…アリバイにはちょうど良いかもね。
大勢に疑われるのはやだし、
少人数ならまだしもね。』



「…へー、変わってるね♪」



いや、変わってないと思うけど…。
それより少し疑われたよね絶対。
いや元々疑ってたのかもしれないけどさ…。



「キャーッッ！！」



『…植物室か。』



演技上手いな、騙されるわけだ。
なんか視線感じるけど知らない。



『…何？それより早く行った方がいいよ。』



「君、どうして植物室ってわかったの？」



『…声の大きさだよ、それより早く行こう。』



狼は2人以上、これは確信したよ。
さてと、死体を見たら
どういう反応した方が良いのかな。

生憎ホラーの見過ぎで
そういうの慣れてるからなぁー。



『あ、もうみんな集まってる。』



「本当だ♪じゃあ早く行こうか♪」



……本当に何考えてるのかよくわからないな。
…そこが結構気に入ってるんだけどさ…。

４話→←２話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す