私の願いは……【地縛少年花子くん】

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あまね「…A、攻撃してはいけない」





気づけば私の背後にあまねがいた

そうだった。




この二人はあまねのお友達

だから傷つけたらあまねは悲しむ






貴方「…ごめんなさい…」






あまね「ん。いい子。みんなは先に戻ってて。俺はAとあとから戻るから」







ヤシロ「っ…」






ヤシロさんは多分あまねが好きだった

でも残念ね






生きてるあなたには私に勝てない








貴方「もう…邪魔できないね。ヤシロさん」






無自覚にあなたは私からあまねをとろうとしてた

ずっと隣をキープしてた






私はそれが辛かった






貴方「バイバイ。」






その言葉を合図に二人は鏡の外へ連れて行かれる


源「おまえ！ぜってぇ悪さすんなよ！兄ちゃんに…祓われんじゃねえぞ！」








最後に言ったその言葉に私は不思議だった

どうして彼が私の心配してくれるのか






だって関わりそんななかったのに










あれ、そもそも人間ってどういう生き物だっけ








あまね「…完全に怪異の世界に来ちゃったんだね」





貴方「………そうみたい。あまねと同じ世界。嬉しい」






あまねの頬に自分の頬をすりすりする

体温は私達には存在しない






でも触れている感触はしっかりある







貴方「大好き。やっと…遠慮なくあなたに言える」






あまね「君はホント……いいの？俺で。俺独占欲強いよ？嫉妬もするよ？」





貴方「いい。あまねくんこそ私でいいの？」







あまね「いいに決まってる」









私の願い


　「怪異になって貴方と一生を過ごす」









fin

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