私の願いは……【地縛少年花子くん】

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寧々「願い……？」







わたしの願い事に興味を持ったのか
不思議そうな顔をするヤシロさん









でも、この二人に話す義理はない









貴方「その子のお願いは……叶えようとしたのに」








花子「……ごめん」









どうして謝るの

花子くんは私を好きっていったのに







一緒にいたいとは思ってくれないの？







寧々「Aちゃん…」



貴方「！…触らないで！」








私に触れようとした手を思いっきり振り払う

私のこの人嫌いは異常なのかな









いっそ私も何か悪いことをすれば怪異にしてくれるだろうか










貴方「私とヤシロさん。仲良くもないのにどうして心配するの？友達？…友達と言えるほどの仲でもないのに……？それとも……自分のため？」









寧々「ち、違うもん！」







私をにらみつけるヤシロさん。

わかってるよ







この子がそんな悪い人じゃないこと





でもトラウマは消えない








貴方「……私を心配する気持ちがあるなら、私を友達と思わないで。私に触れないで。私の……私の傷を……えぐらないで」









花子「！A…！」









花子くんの声なんて聞こえないふりして
その場から離れる








私はどうしたらいいの



好きだけではだめなのだろうか

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