私の願いは……【地縛少年花子くん】

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貴方「怪異になりたいの」








しばらくの沈黙がながれる

こわくてあまねくんの顔を見ることはできない








ずっと空を見上げている私










沈黙を破ったのは





花子「…………本気……？」





あまねくんだった









そんなふるえる声で問わないで

悲しませたいわけじゃないの










怪異も怪異なりに大変なの花子くんを見てればわかる

怪異なりの生き方がある










人間を捨て怪異になりたがるなんて
きっと私ぐらいだろう、












貴方「…本気だよ…人間でいること……もう疲れたの」










友達がたくさんいるわけでもない

成績がめちゃくちゃ優秀で有名人！ってわけでもない










なにもかもが普通の私










そんな私がさ、たった一人の男の子に恋した










貴方「私は…あまねくんといたい。ずっとここで。」









この学園のことは結構好き。

だからここにいたい








どこにも行きたくない










貴方「だめ…かな…」










花子「っ………」












私の願い…









叶えてはくれませんか…

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