ワカちゃんが溺愛する彼女

Story03 ページ3

貴方「うぁ！満開！！綺麗〜」












今は4月
ちょうど桜の開花時期ピーク















お花見なんて何年ぶりだろう
ここ数年私の仕事が忙しくて中々来れなかった








　




ワカちゃんは家でジムの管理してて

私は家の近くの有名花屋














花屋って暇なイメージ持たれがちだけど
意外と忙しくて毎日ヘトヘト










でも今日は久々の連休だったから

お出かけの約束してたの












若狭「あっち人少ないな」




貴方「じゃあそこ行こっか！」











二人で茣蓙を引いて

座ったかと思えばすぐに私の膝に重みが感じる












貴方「なぁに。今日は甘えモードワカちゃん？」






若狭「……………」










返事がなくともわかる

私のお腹に顔を埋もれさせて甘えてるのバレバレ














かわいいでしょ















貴方「ふふ、久々だねぇ。桜…最後に二人で見たの入社式だよ」








若狭「…あの日もお前が突然言い出したんだ。桜見に行きたいって。」








貴方「頑張りたいとき、挑戦したいときふと見たくなるんだよね」











ワカちゃんは多分覚えてないけど

高校生のとき私が落ち込んで泣いてたとき












桜の木の下でワカちゃんが何も言わず隣りにいてくれて



落ち着いてから私の髪に桜の花をつけて









『何があったか知らねぇけど……まぁ…頑張れよ』










その時初めて話したのに

そんな優しい言葉をくれて















嬉しかったんだ

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