枯れた心に潤いを【三途春千夜】

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なんて思いながら三日










もう抗争は始まってて
私は急いで駆けつけた










でも遅かった
目の前で千冬が泣き叫んでる









あのときにいた一虎くんは血まみれ。










でも一虎くんは生きてる











どうして……？











命を奪うのが不良なの？










武道「Aさん……来ちゃったんですね」











ほんとは春くんに来るなって言われてた











貴方「……一虎くんは死んじゃだめ。マイキー君もだ」












この二人ならやりかねない










そう思ったからいった言葉











貴方「二人だけじゃない。ここにいる皆だよ！人の命を奪ったんだ。大切な人から大切な人を奪ったんだ。」














きっと許されない行為だ













だから生きなきゃいけない
生きて継ぐわなければいけない













貴方「一虎くんも、もう分かったよね。場地さんもマイキーくんも何も悪くない。そして一虎くんも。ただマイキーのことが大好きだった。それでいいのよ」










ね？と微笑んであげれば
静かに涙を流した











一虎くんのことは武道くんから聞いた
マイキーの誕生日にバイクを盗もうとして










マイキーの兄を消した











人の命を奪うのはいけない










けど一虎くんはもうわかってるから










貴方「戻ってきたとき、私は貴方の友達になりたいな。」










もうそこまで警察が来てる。










一虎「俺…と？……いいの？」










貴方「もちろん。だから戻ってきてね？これ預けとくから」











一虎「……………わかった……。俺ちゃんと今度こそ認めて変わるよ。許してほしいなんて言わない。ちゃんと償う」











ほらね。
一虎くんも素直な人なんだよ











私はこういうふうにしか助けられないから











寄り添える人には寄り添ってあげたい

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