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千冬の家にきてから数ヶ月
季節はもう秋に近い










周りは受験の話とかで忙しそうだけど
私はなんとも思っていなかった











高校なんて行っても別に意味なんてない
もう頑張りたくない









白紙の志望校表の紙を先生に渡せば大声を挙げられた











先生「お前、いままでの成績はどうしたんだ!ふざけてるのか!」











なんて怒鳴られても困る
私の人生だ。先生が決めることじゃない













貴方「私は…働く道を選んだだけです。」











隣りにいる春くんも少し悲しそう
やだな







もう春くんのこんな悲しそうな顔見たくない










貴方「……成績が良かったのは……家族が……私を捨ててなかったからですよ」












そういえば先生は何も言わなくなった。
私の家庭事情をどこまで知ってるのかは知らないけど













三途「…俺も高校なんて行かねぇ」











下駄箱について靴を履き替えながら



呟くように言った春くん













その後に
“お前と一緒がいい”









なんて言うから心臓が止まりそうになった











日に日に好きが増してしまう








もう知らないフリなんてできないほど











私は彼が大好きだ












でも伝えない










きっと迷惑になるから

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愛姫(プロフ) - 葵さん» こちらこそ、読んで下さりありがとうございます! (2022年6月28日 18時) (レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - arare19951997さん» こちらこそ読んで下さりありがとうございます! (2022年6月28日 18時) (レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
- 初コメ失礼します。なんかもう読んでて涙がボロボロと出てきたんですよこんなに素敵な物語作ってくださりありがとうございます。 (2022年6月27日 16時) (レス) @page41 id: cef7620b1c (このIDを非表示/違反報告)
arare19951997(プロフ) - もう自分も読んでて涙止まりませんでした🥺素敵なお話ありがとうございます😊 (2022年3月17日 11時) (レス) id: 8b071c29e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛姫 | 作成日時:2022年3月2日 19時

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