20 ページ20
本当は何も聞きたくない。
もうこれ以上現実に、絶望したくない
なんてこれは私の我儘すぎるよね
だから怖いけど
逃げたいけど話を聞くことにした
千冬「………真面目な話するんだけど?」
ベッドに座り布団に包まる私を見てそういった千冬
分かってるもん
でもこうしてなきゃ落ち着けない
震える身体を隠して
これ以上弱みなんて見せたくない
三途「まぁ………聞かないよりは良いだろ」
千冬「………そっすね。。じゃあもう単刀直入に言うよ」
何を言われるのか怖くて
布団に更に潜る
千冬「ここは不良に狙われてる。闇金借りたんだろうなぁ。おばさん。」
つまり、私の顔を見られると危ないと
だからここを出てけと
貴方「……そっ……かぁ………」
自分が思ってたよりも現実を受け止められたみたい
もう帰ってこない
もしかしたら命すら
貴方「……はは……」
私の空笑いが静かな部屋に響く
三途「A……?」
春君に名前を呼ばれて振り返れば悲しそうな顔
私って周りを笑顔にすることができないのか
いつもいつも春くんを悲しませて
千冬にも迷惑かけて
貴方「……もう……馬鹿みたい……」
ほんと馬鹿みたいな人生だ
184人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛姫(プロフ) - 葵さん» こちらこそ、読んで下さりありがとうございます! (2022年6月28日 18時) (レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - arare19951997さん» こちらこそ読んで下さりありがとうございます! (2022年6月28日 18時) (レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 初コメ失礼します。なんかもう読んでて涙がボロボロと出てきたんですよこんなに素敵な物語作ってくださりありがとうございます。 (2022年6月27日 16時) (レス) @page41 id: cef7620b1c (このIDを非表示/違反報告)
arare19951997(プロフ) - もう自分も読んでて涙止まりませんでした🥺素敵なお話ありがとうございます😊 (2022年3月17日 11時) (レス) id: 8b071c29e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛姫 | 作成日時:2022年3月2日 19時