保健室での出会い【角名倫太郎】 (ページ30)

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30話ページ30

スパイクなんてもう何年も打ってない
ボールにこうしてちゃんと触れるのだって何年ぶり？

3対3のチーム戦。
私の体力が持つかわかんないから１０点マッチ

はじめのサーブは私から。
サーブも久々だし…

でも攻撃の中でもサーブだけは自信があった。
今でもそれは変わらないかもしれない

ボールを上げる高さと位置
助走も完璧

手とボールが当たる位置もジャスト

狙いは月島くん

もちろん、ちゃんと狙った方向へとボールは飛んでいく

月島「っ…！！」

月島くんの想像以上のサーブだったのか、飛んできたボールに動揺している

そのせいかうまく返せずに、チャンスポールになった

侑「A！いくでー！」

侑くんのトスは凄く気持ちいい程に、私の手に吸い付く。

そのおかげか
過去１で気持ちいいスパイクを打てたかもしれない

ブロックなんか怖くなくて
私のスパイクは綺麗に決まった

貴方「見た？！今の見た？！角名くん！！」

角名「みた。ちゃんと見てた。凄いね」

嬉しさのあまり角名くんに駆け寄る。
急に来たにもかかわらず

角名くんは、優しく対応してくれる。

赤葦「Aさんも、結構な化け物だよ」

貴方「いや、あんた達よりは人間だわ」

てか今この体育館には化け物しかいない
私この中で、バレーしてんの

やばくない？