保健室での出会い【角名倫太郎】 (ページ3)

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03話ページ3

角名side

放課後、部活前

朝練で怪我したとこの包帯変えてもらうために保健室に入った

でも、そこには先生は居なくて
そのかわり、同じクラスの篠崎さんがいた。

彼女はなぜか一年の時から教室には来ていない。
　

容姿はどちらかといえばかわいい系だとおもう。

俺の柄じゃないけど

一年生の入学式で見かけて、一目惚れした。

けど、全然会えないし学校辞めたのかと思ったけど

名簿はちゃんとあったし、今年も奇跡的に同じクラスだった

そして今やっと会えた

貴方「そういえば…何しに来たの…？」

角名「あ、突き指したとこのテーピング変えてもらおうと思って」

そういうと篠崎さんは慣れた手付きでテーピングを取り出して手に巻いてくれる

角名「…マネージャーしてた…？」

貴方「あー…うん。中学のときに。」

なんで悲しい顔をするんだろ。

あんま良い思い出はないのかな

角名「何の…とかきいてもいい？」

貴方「うん。…バレーだよ。」

どうりでテーピングが上手なわけだ。

角名「俺、バレー部なんだ」

貴方「え、そうなの？」

無気力っぽいし、運動部だと思わなかったとか心の声が漏れてるのは言わないでおいてあげよう

角名「…ねぇ」

もっと話したいな

角名「毎日遊びに来ていい？」

貴方「え、」

少し顔を歪める彼女

これだけの会話で何となくもう察することができた

彼女は多分人が苦手

教室に来なくなったのもそれが原因か…

角名「だめ？」

でもここで諦めたらもう会えない気がする

貴方「だ、駄目じゃない…です」

少し顔を赤らめる彼女が可愛くて

抱きしめたくなる