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蘭side
貴方「…ふっ…………ふふ…」
俺の幼馴染に水をかけられて
悲しげに笑う俺の彼女
本当は抱きしめてやりてぇ
あいつを泣かした幼馴染みなんか消してやりたい
けどまだ出来ねぇ
こいつは確かに幼馴染だが
実はスクラップ対象で仲間に入れたフリ
こいつの母親が俺たちの敵である組のハッカー
だから慎重にバレねぇようにこいつから情報を聞き出す
まだ全部を聞き取れてねぇ状態でこいつをスクラップできない
このことはA以外はしってる
だから竜胆だけAの側に置いたんだ
Aが壊れねぇように
でもそろそろ動きを速めねぇと
これ以上俺もAの苦しむ姿を見たくねぇ
貴方「っ…私の居場所………返してよ……」
竜胆たちがいる隣の部屋で仕事してたら
そんな言葉が聞こえた
蘭「くそっ……」
愛菜は勘付いてるのか敵の情報を聞けば話を逸してくる
思うように進まねぇから
焦りが出てきてるのも事実
三途「もうスクラップしても良いんじゃねーの?最後に脅して聞き出せばいいじゃん」
蘭「それができたらすぐしてる。あいつ母親に似てハッカーの技術があるから、下手に手だせねぇんだよ。あいつから情報聞き出して、敵の居場所とか把握しとかねぇと俺らの命も無いからな」
情報を盗むのが得意なAにさせねぇのは
相手がプロのハッカーだから
情報盗んだのがバレたら
Aがあぶねぇ…
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作者名:愛姫 | 作成日時:2022年2月27日 23時