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時刻はもう夜だった
私達は変わらずまだ同じ場所にいた











貴方「私ね蘭ちゃんや三途、マイキーや竜ちゃんたちにどれだけ大切にされてても自分が嫌われものだというのは変わらないって分かったの」











蘭「………こんなに愛してんのに?」











貴方「それは伝わってるから大丈夫だよ。そういうんじゃなくてね…」









多分私が普通の世界にいきてたら
私は一人ぼっちだと思う











貴方「親には気味悪がられてたでしょ。クラスでは地味すぎて空気だった。マイキーに呼ばれて集会に行ったときも気味悪がられたし、多分マイキー居なかったら私殴られたりしてたと思う」












でも多分夢咲さんはそれとは逆で
誰からも愛されていた











貴方「……愛菜ちゃん………と…………最初の時みたいに……仲良くしたかった……なぁ」












止まっていたはずの涙が溢れてくる
嫌われものの私が











愛されていた一人の少女をこの世から消した











今まで何人も何人も消してきたのに










今回のはまた違った重みがあったのは










夢咲さんがきた最初は仲良くしてたからかもしれない










短い間だったけど本当に楽しかったんだ










夢咲さん可愛いくて
優しくて












貴方「蘭ちゃん…のほうが……辛いのに……ごめ…んね……」













この道を選んだのは私だ












こういうこともきっとこの先に何度もあるから











蘭「……お前は本当に綺麗だな」










そう言って私を抱きしめてくれるから











もう涙を止めることなんて出来なかった

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作者名:愛姫 | 作成日時:2022年2月27日 23時

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