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銃を持つ手がさっきよりも震えてるのが分かる。
スクラップ中に、私の感情が表に出ることは珍しい
だからマイキーもこうして来てくれたのかも
貴方「蘭ちゃん………竜ちゃん…………後悔しない……？」
私ったら弱いな
声まで震えちゃって
蘭「しねぇよ。幼馴染っつっても付き合いは幼稚園の頃だけだしな」
竜胆「確かに。思い出とかないよな」
って二人が笑うから
私の気持ちも少し楽になったのか
震えがマシになった
マイキー「誰もお前を責めねぇよ」
その言葉が合図かのように
マイキーの手に力が入って
バンッという鈍い音が響いた
貴方「っ………ごめんね………」
私はまだこちらの世界には染まりきれてないらしい
自分がやっといて
“ごめんね”だなんて酷すぎるだろう
銃を落としてその場に膝から崩れる私をマイキーが支える
マイキー「頑張ったな。つらい思いさせて悪かった」
この計画はマイキーも考えたことらしい
でも私が限界が来て
予定より早く責めた
ゆめ咲さんをスクラップしてるあいだに
もう敵チームは全滅
私がいる世界はそういう世界なんだ
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作者名：愛姫
| 作成日時：2022年2月27日 23時
