幸せになろう【約束のネバーランド】 (ページ2)

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レイ「落ち着いたか」

私は無言でうなずく。まだ元気のない私の頭を優しく撫でてくれる。

それが心地良くて抵抗もせず大人しく撫でられる私

レイ「お前さ…全部知ってるだろ」

その言葉に私は目を見開く。

なんて答えるべきなの？知らないふりする？

でもレイにはきっとそれは効かない。

レイ「黙ってるってことは肯定ってことでオケ？」

ニッと意地悪っぽく笑うレイから私は目をそらす。

私がこのハウスの仕組みを知っていることがバレたということは

私が今までみんなを見殺しにしてきた最低なやつって思われたかもしれない。

　

家族……好きな人にそう思われるのは避けたかったな…なんて…

レイ「…俺も知ってるんだ。ここの真実。多分お前よりも詳しく」

貴方「え…？」

レイを見上げると少し悲しそうに微笑んだ。

レイ「明日のコニーの出荷の日にエマとノーマンに仕掛ける。ここのハウスのことを知ってもらう為に。」

　

それって

私が一度見たあの光景をエマたちに見せるってこと？

　

貴方「で…も……」

レイ「…大丈夫。俺を信じろ。」

そう優しく震える手で私を抱きしめてくれた。