私に居場所をくれた人【赤葦京治】 (ページ9)

今日:4 hit、昨日:13 hit、合計:25,768 hit

居場所 09 ページ9

赤葦side

貴方「貴重な練習試合を無駄にしないで。」

そういった彼女はポロポロと泣いていた

どうしてそこまでして、選手を優先するのか

澄川さんと友達になって二日

でもおれは、その前からずっと気になっていた

目立つほど美人というわけでもないけど

笑顔がかわいかった

一目惚れってやつだろう

黒尾「…澄川はもう幼馴染みでもなんでもねぇよ」

そう黒尾さんが言った

貴方「…え？私達幼馴染みでしたか？」

黒尾「は？」

ポロポロないて

悲しげに微笑む彼女

きっと傷ついてるんだ

なのに

貴方「私の幼馴染みは、研磨だけですよ？黒尾さんは、ただの元彼兼先輩です」

なんで笑顔を保つ？

てか

ん？

赤葦「は？元彼？」

まて、聞いてない

貴方「うん、元彼。バレーボールのマネになったのも黒尾先輩が誘ってくれたから。黒尾先輩がいたから。あ、でももう私ここにいる必要ないか…」

黒尾「…は？」

貴方「だから、もう付き合ってませんし、私ここにいないほうがいいでしょう？」

なんて、こんなのおもってるわけないのがまるわかりだ

彼女は、バレーボールが好きだといっていた

彼女は本当に優しい人だ